子育て中の看護師に多い育児の悩み

子供が小さいママ看護師の悩みと言えば、育児と仕事の両立が大変なこと!ですよね。我が家も3人の子供がいて、それはもうある程度大きくなるまで大変でした…子育て中の看護師に多い育児の悩み、解決方法をご紹介します!
Contents
看護師は育児と仕事、両立できる?
看護師の仕事は残業も多く、常勤として働く場合には夜勤は必須、という病棟も多いですよね。
そうなると、子育て中のママ看護師が悩むのは仕事の両立。
本記事では育児の悩みとして多いものをご紹介し、看護師が育児と仕事を両立するための働き方、解決方法をご紹介しています。
看護師さんそれぞれの職場環境、ご家庭の状況に応じてできること、できないこともあるかとは思いますが、育児と看護師の仕事を両立していくためのヒントになれば幸いです。
もし今、子育てと両立していくために理解を得にくい職場で働いている…といった場合には、もしこの状況がこの後もずっと続くのが辛いと感じるのであれば、転職も含めて働き方を考える必要があるかもしれません。
子育て中の看護師が両立して無理なく働ける職場、子育て支援制度がある病院、子育てに理解がある職場を探すための方法もご紹介しています。
ママ看護師が抱えやすいと育児の悩みとは
子育て中の看護師が抱える具体的な悩みとその解決策についてご紹介します。
まずはママ看護師が抱えることが多い、育児の悩みについて整理しました。
多くは以下の悩みに集約されるといえるのではないでしょうか。
フルタイム勤務ができない:
子育てを始めてからフルタイム勤務ができないことにストレスを感じる看護師は多いようです。
子どもの体調不良による早退や欠勤:
子どもが体調を崩すと、仕事を休んで看病しなければならない場合があります。これにより、職場に迷惑をかけていると感じる看護師もいます。
職場での気まずさ:
子どもの体調不良による早退や欠勤が多いと、職場で気まずさを感じることがあります。
夜勤ができない:
子どもが小さいと、看護師が夜勤をするのは難しいです。
家事が大変:
子育てと仕事に加えて、家事にまで手が回らないと感じる看護師も多いようです。
キャリアアップが難しい:
仕事と子育てをしながら勉強もするというのは大変です。
時間が足りない:
毎日仕事と育児に追われ、あらゆる時間が足りなくなるのも子育て中の看護師に多い悩みです。
それぞれ、具体的に見ていきましょう。
フルタイム勤務が難しい
ママ看護師がフルタイム勤務ができない理由として、以下のような理由が挙げられます。
シフト制の働き方であることがまず挙げられます。
病院で働く看護師は、通常、日勤と夜勤を含む2交代制が多いです。
夜勤シフトの場合、多くは夕方4時から翌朝10時頃までの勤務となり、非常に体力的にも厳しい働き方になります。
子育てをしながらフルタイムで働くことを困難にしています。
子供の世話をする時間と仕事のスケジュールが一致しない場合、夜勤が無理となる場合には、看護師は自分のキャリアを一時停止しなければならないことがあります。
また夜勤明けに家事と育児をこなすことは、体力がいることです。
病院によっては夜明けまた夜勤、といったハードなシフトになるケースもあり、体力的に無理、限界を感じる看護師もいるようです。
子どもの体調不良による突発的な早退、欠勤
子供が小さい間は、どうしても突発的に早退や欠勤になることがママは多くなってしまいます。
急に朝、保育園からお迎え要請の電話が来たら、対応しないわけにはいきません。
そのまま早退して、小児科を受診。
翌日も体調不良のために看病するために欠勤、といったことは頻繁に起こる可能性があります。
風邪もありますが、子供ならではの病気にかかることもあります。
子供から親へ体調不良がうつることもありますよね。
普段、不規則で睡眠不足な働き方になりがちな看護師は体力に落ちていますから、子供から病気をもらってしまう可能性もあります。
育児をしながら働くママ看護師が抱える悩みとして、急な早退や欠勤は上位にあがります。
職場で気まずい、居心地が悪い
前述したように子供の体調不良による早退や欠勤が多くなると、どうしても同僚に負担をかけてしまうことになるため、気まずいと感じたり、居心地が悪く感じてしまいます。
育児中の看護師に理解がある職場だとしても、そうした早退や欠勤が続くと気を遣ってしまうと思います。
育児に理解が無い職場の場合、あからさまに嫌味を言われるケースもあり、辛くなるかもしれません。
育児と家事、仕事の両立が大変
看護師の仕事を続けながらの場合、特に常勤でフルタイム勤務をしていると、育児と家事、仕事の両立はとても大変です。
子育て中のご家庭の多くは共働きだと思います。
夫も残業が多く平日は子供を見てもらうことが難しい場合、負担はどうしても母親のほうが割合が多くなりがちです。
それも不満につながりやすいといえます。
中には妻のワンオペ育児になっているご家庭もあるでしょう。
看護師の仕事も忙しく、育児で休まる暇もない。
疲れが溜まる一方で、いずれはママ自身が体調を崩してしまうかもしれません。
子供の人数が増えるにしたがって、ママの負担は大きくなる傾向が強いです。
看護師としてのキャリアアップが難しい
看護師がキャリアアップしていくためには、常勤看護師として仕事を続けていくことが重要といえます。
退職してブランク期間が数年~10数年空くことは、キャリアが断絶するといっても良いかもしれません。
実務経験の積み重ねは非常に重要となりますから、育児と両立しながら仕事、勉強をするのは非常に困難だといえるでしょう。
そのため、育児をしながら看護師としてキャリアアップしていくのはお子さんが1人であっても難しいケースが多いのです。
2人、3人とお子さんがいると、本当に大変になります。
育児・家事の時間が足りない
ママは忙しいです。
看護師の仕事も忙しいですよね。
どちらも忙しいため、ママは常に時間に追われている感覚になりがちです。
毎日、仕事と育児に追われ時間が足りないという感覚が日ごとに強まっていきます。
時間のなさが気持ちの余裕のなさにつながり、それが子供に対して向かってしまうと、自己嫌悪にも陥り、ネガティブループになってしまいます。
自分の時間が持てない
仕事と育児、両立はとても大変です。
前述したように時間が足りない中で育児、家事をこなしていますから、自分の時間を持つことは本当に難しいといえます。
パートナーが週末や休日に、意識して子供を見てくれる、といったことでもなければ、自分の時間を持つことは難しいでしょう。
子供が小さい間、3年4年と美容室に行けなかった、というママもいます。
自分の時間が持てないためにリフレッシュが出来ず、ストレスを解消できずにどんどん心が辛くなっていくケースが多いのです。
子供が小さいと夜勤が難しい
子供が小さい場合、未就学児は特に夜勤が難しいと感じるママが多いです。
夜勤をすれば手当もついて経済的には助かりますが、子供が夜間にママを恋しがってずっと泣いてしまうケースも。
夫や両親では夜間の子供をあやしきれないケースもあり、そうなると夜勤をするのが難しくなります。
子育て中の看護師に多い育児の悩みに対しての解決策
子育てしながら仕事も両立して頑張っていきたい、キャリアを断ちたくない、といったママ看護師にとってはいくつかの解決策があります。
院内保育園や託児所を利用する
病院内に特に24時間対応の院内保育園や託児所があれば、子供を預けて夜勤をすることもでき、仕事と子育ての負担はかなり抑えられるでしょう。
同じ敷地内、もしくは隣接している保育園などに子供を預けられるため、送迎の負担も軽減されます。
保育園が遠方にあると、行き帰りと送迎で1時間以上などになるケースもあり、大きな負担といえます。
送迎の時間が短縮されるだけでも、時間の余裕につながります。
時短家電を利用する
仕事も忙しい看護師にとって、帰宅してからの掃除、片づけはできるだけ時短で済ませたいもの。
食材の買い物は宅配サービスが便利です。
また、洗い物は食器洗い機を使うと楽です。
掃除もお掃除ロボットを取り入れると、出勤してからの時間に掃除をしておいてくれますからストレスがありません。
このように「時短家電」を取り入れることで子育てと仕事が両立しやすくなるでしょう。
家事、子育てに完璧を求めない
家事や子育てに完璧を求め過ぎないようにしましょう。
家事だって完璧にやらなくても良いんです。
掃除も休みの日に少し時間を多めにとってやれば良しとしましょう。
潔癖症の人には辛いかもしれないのが難点ですが、ただでさえ仕事と育児を両方やっていると時間がありません。
家事も育児も完璧を目指すと、辛くなります。
そもそも育児の完璧ってなんでしょうか。
どこまで行っても理想の育児ができないために、ストレスを抱えることになりかねません。
子供が2人目、3人目になると分かってきますが、ある程度適当でもちゃんと成長していきます。
家事も適度に手を抜いて、少し休む時間を作った方が良いといえるでしょう。
家族の理解や育児へのサポートを求める
家族の理解や協力を求めることも、育児との両立には大切です。
特に子供の体調不良時、病気の際には子供の看病をどうしていくか、というのはパートナーと話し合っておいた方が良いでしょう。
全てをママが担当するのは、共働き家庭としては負担が偏り過ぎています。
また実家が近い場合には、サポートをお願いできる場合には事前に相談しておくと心強いです。
ママが一人で育児について抱え込んでしまうと、負担が大きすぎていずれ限界がきてしまうかもしれません。
パートタイムや非常勤で働く
色々と育児との両立のために工夫しているけれど、やはり無理、限界…といった場合、フルタイム勤務が難しい場合は、パートタイムや非常勤で働くことも一つの解決策です。
完全にブランク期間が空くよりは、パートや派遣として働くのも一つの方法です。
残業なし、時短勤務、出勤日を週2,3日にする、といった働き方がしやすくなりますから育児との両立がしやすくなります。
子供と向き合う時間も長く取れるため、子供の成長も身近に見守ることがしやすくなります。
子育て支援サービスを利用する
病院や職場によって異なりますが、子育て支援制度があるところも。
介護休暇、夜勤免除制度、正社員時短勤務、といった子育て支援制度を利用することで、一時的にでも子育ての負担を軽減することができます。
病院の中には転職したてでもこうした育児支援制度が利用できるケースもありますので、情報収集してみてはいかがでしょうか。
情報収集には、
といった看護師転職エージェントを利用すると便利です。
希望の条件に合った職場を探してもらうことができます。
夜勤免除制度がある病院で働く
子育てに忙しいママ看護師が夜勤免除制度がある病院で働くメリットがあります。
夜勤免除制度がある病院で働くことは、ママ看護師にとって多くの利点をもたらします。
夜勤がないことで、日中の時間を子育てや家庭生活に充てることができます。
あとは残業がない職場であれば、生活リズムを作りやすく子育ての時間も確保しやすくなります。
夜勤免除で働くことができる場合、健康維持もしやすくなるでしょう。
夜勤は体調管理や睡眠リズムの乱れを引き起こす可能性があります。
夜勤免除制度がある病院で働くことで、これらの健康リスクを避けることができます。
そして夜勤がないことで、子どもと過ごす時間が増えます。
子育て中の看護師が後悔することの一つとして、子供との時間が無かった、というものがあります。
夜勤なしで働くことができる場合、子どもの成長を見守る大切な時間を持ちやすくなるでしょう。
もちろん職場によって忙しさは違いますから、夜勤免除ではなくて、日勤常勤で探したりする必要があるかもしれません。
ただ、育てと仕事を両立させたいママ看護師にとって、夜勤免除制度がある病院は魅力的な選択肢と言えるでしょう。
看護師が育児の悩みを軽減し、仕事と両立するには
育児中の看護師が抱えることが多い育児の悩み、軽減するには職場選びがとても重要です。
子育てに理解がある職場と理解が無い職場で働く場合には、大きな差があります。
育児中のママ看護師に理解がある職場で働く
既に子育て経験がある先輩ママが多く働く病棟や健診センターやクリニック、現在進行形で育児中のママナースが多く働く職場では、やはり子育てに理解が得られやすいです。
それはつまり、子供の急な体調不良による早退や欠勤も理解してもらいやすいということ。
「困ったときはお互い様」
でサポートし合いやすいのは、子供が小さいママには非常に重要です。
子供の学校行事で優先的に休みが欲しいこともあるでしょうから、そうした場合にも休みを調整しやすいのもメリットですよね。
育児と両立したい場合には、子育てに理解がある職場で働くことはとても重要です。
パートナーや両親に育児サポートを頼む
育児のサポートをパートナーや両親(義両親)に相談しておくことも、看護師が仕事を続けながら育児をするためには大切なポイントになります。
どうしてもママに負担が偏りがちな日本の育児状況だとは思いますが、仕事を持ちながら育児のすべてをこなすのは無理です。
子供の体調不良時だけではなく、負担の育児、家事においてもサポートをしてもらえるように話し合っておくと良いと思います。
実家から作り置きのおかずを時々貰えるだけでも助かりますよね。
また日中たまに子供を見てもらえると、自分の時間を持ちやすくなるので、リフレッシュができます。
看護師の仕事を抑え、育児優先の働き方に変える
育児と仕事の両立に大きく悩んでいる場合には、優先順位的に育児が高い場合には、働き方を変える選択肢もありでしょう。
子供が小さい間は常勤ではなく、パートや派遣看護師として働く。
そうすることで、育児の時間を確保しやすくなります。
実際、ライフステージに合わせて働き方を変えるママ看護師も多いです。
キャリアとして目指しているものがある場合、辛い決断になるかもしれませんが、子供が小さい間は終わればあっという間です。
どれだけ同じ時間を共有するか、子供に寄り添ってあげられた時間がどれくらい長いか、といったことは子供との絆においてはとても重要だと考えます。
仕事への価値観もあると思いますので、一概には言えませんが、子供が小さい間は子供を優先した生活をするのも一つです。
育児と仕事を両立しやすい看護師の職場を見つける方法
看護師として、これから育児と仕事を両立しやすい看護師の職場を見つけたい、という希望がある場合。
おすすめの方法としては、看護師に特化した転職エージェントを利用する方法です。
転職エージェントの利用は、看護師が育児と仕事を両立しやすい職場を見つけるための重要な手段だといえます。
求職者のスキル、経験、そしてライフスタイルに合った職場、これらについて把握し、希望に沿った職場を探すサポートをしてくれます。
- 子育て中のママ看護師が多い
- 残業が無い
- 院内託児所あり
- 夜勤なし
- シフト調整がしやすい
希望を伝える際は優先順位も決めておくと、エージェントも探しやすくなります。
複数のサイトを活用することも成功のポイントです。
自分に合うコンサルタントと一回で出会えない可能性もあります。
一つのサイトだけでなく、複数のサイトを活用することで、より多くの求人情報を得ることができますのでおすすめです。
当サイトから利用が多く、おすすめの転職エージェントをとして、
などがあります。
ぜひ相談してみてください。
ママ看護師が抱える育児の悩み、まとめ
子育て中の看護師に多い育児の悩みとは?両立しやすい職場を探すには、ということでご紹介をしてきました。
既に子育てに理解がある職場で働いていたとしても、細かな点で希望と合わない、働きにくさを感じている…といったケースもあるかもしれません。
育児はそれだけでも大変です。
仕事もあればなおさら大変さは増しますから、自分自身の体力の限界も考えて、働き方を抑えることも必要かもしれません。
今よりももっと子供と時間を持ちたい、無理なく両立できる働き方を考えてみたい、といった場合にも相談しながら適した職場を探していくことが可能です。
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日勤のみ夜勤なしの職場として、クリニックへの転職が気になっている看護師さんも多いのではないでしょうか。
日曜日と祝日も確実に休み。
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