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看護師 転職

勤務間インターバル 看護師の夜勤、働き方について

投稿日:2023年6月15日 更新日:

勤務間インターバル制度で看護師の夜勤、働き方は変わる?

看護師
mane

勤務間インターバルでは11時間以上のインターバルを空けることが努力義務となっています。しかし看護師の多くの職場では人手不足などもあり、11時間のインターバルを空けるのは難しいようです。
最近、体力的に辛い…特に夜勤。もう辞めたい…という看護師さんは職場を変えるなども考えた方が良いかもしれません。勤務間インターバル制度を積極的に取り入れている病院もあります。

勤務間インターバルと看護師の夜勤

勤務間インターバル制度の導入が努力義務として取り組んでいる病院なども多いと思います。

激務と言われる看護師の仕事では、しっかりと勤務間に休息を取ることが仕事のミスを減らすためにも重要です。

勤務間インターバル制度が大きく関係すると考えられるのが看護師の夜勤です。

公益社団法人日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」では、勤務と勤務の間隔を11時間以上空けるよう提案しています。

勤務間インターバル制度がしっかり機能し、11時間以上のインターバルが設けられていると睡眠時間が確保しやすくなり、疲労が溜まりにくいなどのメリット、効果を実感できるといえます。

勤務間インターバルなど関係ない働き方をしている。
最近、仕事の疲れが溜まって辛い…

といった看護師さんの中には、働き方を見直したいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では特に看護師の夜勤における働き方と勤務間インターバル制度について解説をしています。

勤務間インターバル制度とは

勤務間インターバル制度とは、勤務終了後に一定時間「休息時間」を設けることで、労働者の生活時間や睡眠時間を確保するための制度です。

本記事では特に看護師の働き方と勤務間インターバルについて解説をしていますが、患者さんの命に関わる仕事となる看護師の仕事においては、適切に休息を取ることはとても重要なことだといえます。

勤務間インターバル制度は、看護師が連続して勤務する期間の後に、一定の休息時間を取ることを促進するために設けられています。

過酷な看護師の夜勤シフト

病院によっては看護師は辛い夜勤シフトになっていることもあるでしょう。

夜明け・夜明け、といったような働き方です。
準夜・日勤といった働き方になるケースなども体力的にはきついですよね。

勤務間インターバル制度は一定の休息時間を確保することで、看護師の健康と労働条件を改善することを目的としています。

看護における勤務間インターバル制度の狙い

勤務間インターバル制度の目的は、以下のような点にあります。

看護師の安全確保: 看護師は長時間の勤務や疲労が蓄積することにより、ミスや労働災害のリスクが高まります。勤務間インターバル制度は、看護師が適切な休息を取ることで、安全な医療サービスを提供できる状態を維持することを目指しています。

労働条件の改善: 長時間の勤務や過度の疲労は、看護師の働きやすさに影響を与えます。勤務間インターバル制度は、看護師の労働条件を改善し、仕事とプライベートのバランスを取りやすくすることを意図しています。

看護師の健康促進: 長時間勤務や疲労は、看護師の身体的・精神的健康に悪影響を及ぼす可能性があります。勤務間インターバル制度は、看護師の健康を保護し、職業におけるストレスを軽減するための手段として重要です。

看護師の働き方

看護師が職場を選ぶとき、どういった働き方をしたいかが基準になるケースも多いと思います。

小さなお子さんがいる、自分の時間を大切にしたい、体力的にもう夜勤は無理、など。

それぞれの看護師の働き方について、具体的に見ていきましょう。

夜勤あり交代制

看護師の働き方には、日勤のみ、夜勤あり、夜勤なしなど、いくつかのパターンがあります。
夜勤あり交代制とは、日勤と夜勤を交互に行う勤務形態です。

夜勤あり交代制のメリットは、夜勤手当がもらえることです。

夜勤手当は、日勤の給与よりも高く設定されていることが多いため、収入を増やすことができます。

また、夜勤あり交代制は、日勤のみの勤務よりも休みが多い傾向にあります。

そのため、プライベートの時間を充実させることができます。

夜勤あり交代制のデメリットは、体調を崩しやすいことです。

夜勤は、日勤よりも体に負担がかかります。

そのため、夜勤明けには疲労感や睡眠不足を感じやすくなります。

また、夜勤あり交代制は、生活リズムが乱れやすい傾向にあります。

そのため、不規則な生活が続くと、心身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

夜勤あり交代制は、メリットとデメリットの両方があります。

夜勤あり交代制を希望する場合は、メリットとデメリットをよく考えて、自分の体調やライフスタイルに合った勤務形態を選ぶようにしましょう。

日勤のみ

日勤のみで働く看護師は、比較的多い傾向にあります。

日勤のみ常勤は、お子さんがいるママ看護師から人気が高い働き方です。

日勤のみで働く看護師の特徴は、以下の通りです。

  • 夜勤がない
  • 日中帯に働くため、生活リズムを整えやすい
  • 残業が少ない傾向にある
  • 給与が夜勤をこなす看護師に比べて少ない
  • 子育てや介護と両立しやすい

日勤のみで働く看護師には、メリットとデメリットの両方があります。

メリットとしては、夜勤がないことで、生活リズムを整えやすく、残業が少ないため、プライベートの時間が取りやすいことが挙げられます。

また、子育てや介護と両立しやすいという点もメリットです。

一方、デメリットとしては、夜勤をこなす看護師に比べて給与が少ないことがあります。

日勤のみで働く看護師として働くかどうかは、メリットとデメリットを比較して、自分に合った働き方を選択することが大切です。

夜勤専従

夜勤専従とは、入院設備のある病院や介護施設などで、夜勤の時間帯だけ勤務する働き方のことをいいます。

夜勤専従で働いている看護師には、基本的に日勤の業務はありません。

2交代制の場合、1回あたりの夜勤は約2~3時間の休憩を入れて16時間と長時間になります。

夜間は看護師の人手が少ない時間帯なので、業務の負担も幅広くなりがちです。

しかし、週に2~3日だけの勤務となるので、プライベートの時間をしっかり確保したい人にはおすすめです。

夜明け休み、という働き方が基本ですから連休を作りやすいメリットもあります。

また勤務日数の少なさの割に、夜勤手当で高収入を期待できるのもメリットといえるでしょう。

正規雇用・非正規雇用のどちらの雇用形態もありますが、非正規雇用求人の方が比較的多く、月に1~2回だけスポットで勤務している人もいるようです。

看護師の夜勤の悩み

悩む看護師

夜勤がある看護師の多くは、体力的な辛さ、時間のやり繰り、子育ての大変さなどが悩みとして感じているようです。

2交代制や3交代制で働いている場合、生活が不規則になるため、体調を崩しやすくなることがあります。

夜勤は日勤に比べてスタッフの数が少なく、一人当たりの業務量が多くなるため、体への負担も大きくなりがちです。

また、夜間は人手が不足しているため、緊急対応が必要な場合に不安を感じることもあるでしょう。

特に2交代制での夜勤では勤務時間が約16時間にもなります。

そのため、結婚している人や子育て中の看護師にとっては家庭との両立が難しいという現状があります。

このため、看護師の仕事を続けることが難しく、退職せざるを得ない場合も少なくありません。

また、独身の場合でも休みのタイミングが不定期であるため、看護師以外の友人との交流が制限され、プライベートを充実させることが難しいと悩む人もいます。

しかし常勤看護師として働く以上、夜勤は必須という病棟も多いため、悩みつつも夜勤ありの働き方を続ける看護師も多いといえるでしょう。

勤務間インターバル制度で看護師の夜勤が変わる?

公益社団法人日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」では、勤務と勤務の間隔を11時間以上空けるよう提案しています。

もし勤務間インターバルが11時間以上空いた場合、看護師の夜勤は変わるでしょうか。

勤務間インターバル制度で11時間以上、空く場合に期待される効果

勤務間インターバル制度は、夜勤の辛さを軽減することにも大きな効果が期待される制度です。

この制度を取り入れた場合、勤務間のインターバルが11時間以上となるようにスケジュールが組まれます。

勤務間インターバル制度によるメリットは以下の通りです:

1. 充分な休息時間の確保:11時間以上の休息時間を取ることで、睡眠やリラックスに充てる時間が与えられます。疲労の蓄積を抑え、体調の回復を促すことができます。

2. 睡眠リズムの調整:夜勤明けに充分な休息時間を確保することで、睡眠リズムの調整がしやすくなります。適切な睡眠をとることで、体の回復や疲労の軽減が期待できます。

3. 精神的なリフレッシュ:連続して夜勤を行うと、心身ともに疲弊しやすくなります。勤務間インターバル制度によって、仕事とプライベートの間にゆとりが生まれ、リフレッシュする時間を確保できます。

4. エラーの軽減:疲労が蓄積すると、業務上のミスやミスコミュニケーションが起こりやすくなります。十分な休息時間を取ることで、集中力や判断力を回復させ、エラーの発生を軽減することができます。

勤務間インターバル制度は、看護師の健康と働きやすさを考慮することにもつながる制度です。

十分な休息時間を確保することで、夜勤の辛さを軽減し、より良いパフォーマンスを維持することが期待されます。

勤務間インターバル制度は意味がない?

一方で、勤務間インターバル制度は意味がない、という声もあります。

それは、すべての病院などで勤務間インターバル制度が実施されていないことが背景にあるといえます。

努力義務ですから、職場の現状として、どうしても勤務間インターバル制度で11時間、勤務を確実に空けるのが難しい…といったケースがあるためです。

参考:カンゴトーク 勤務間は11時間以上休めていますか?

勤務間インターバル制度の努力義務化はいつから?

勤務間インターバル制度は、2019年の働き方改革法案の一環として、

「労働時間等設定改善法」(労働時間等の設定の改善に関する特別措置法)

として施行・導入されました。

2019年4月以降、事業主に対して導入するように努力することが義務づけられています。

看護師が働きやすい職場を選ぶ時代

今後、看護師不足はますます進むと言われています。

そうなると、看護師が集まらない病院、離職率が高い職場は看護師がさらに不足し、残って働く看護師の負荷が高まってしまいます。

そうしたところで踏ん張って病院のため、患者さんのため、と働く看護師が一定数いることはとてもありがたいことだとは思いますが、看護師自身が疲れ果て、看護師の仕事を辞めたい…と追い詰められてしまうケースもあります。

これからは看護師もさらに働きやすい職場を選ぶ時代だと考えます。

ライフスタイルに合わせて、雇用形態も変えても良いと思いますし、常勤看護師としても働きやすい職場を探しやすくなりました。

それは、やはり働く看護師の声、希望を受けて、多様な働き方を認めなければ働き手(看護師)が集まらない職場側が気づいたため、といえるでしょう。

もし看護師として働きやすい職場探しをされるのであれば、職場の内部事情に詳しい転職エージェントを利用する方法がおすすめです。

当サイトから利用が多く、おすすめの転職エージェントをとして、

などをおすすめしています。

まとめ

勤務間インターバル 看護師の夜勤、働き方についてという話題を中心として、解説をしてきました。

実際のところ、勤務間インターバル制度をしっかりと取り入れている病院などもあり、やはり疲労が軽減されるなどの効果があがっています。

これからは看護師もさらに積極的に働きやすい職場を見つけることが仕事に潰れないためには大切だと思います。

勤務間インターバル制度なども一つの基準として、看護師が働きやすい職場探しをされてみてはいかがでしょうか。

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