小学生にタブレット学習の効果はある?
ちなみに、しっかり学習に取り組むことが出来れば、タブレット学習でもしっかり学習効果(成績アップ)が期待出来ます。
それにはお子さんがどういった学習スタイルに向いているかを見極めることが大切になります。
紙の通信教育だと全然勉強しないし成績も上がらなかったのに、タブレット学習に変えたら自主的に勉強するようになり、それと共に成績アップもし始めたといったこともあります。
小学校でもタブレットを使用した学習が広がっていますね。
親の負担が軽くなることも見逃せないメリットでしょう。
小学生の子供に、タブレット学習の効果はどういったものが期待出来るかをご紹介いたします。
Contents
タブレット学習に向いている子供とは
その前に、タブレット学習に向いている子供とはどういった子でしょうか。
自発的に勉強していけるお子さんには、かえってタブレット学習はスピードが遅いこともあります。
(そうしたお子さんには無学年制のタブレット学習が向いていそうです)
タブレットが学習が向いているお子さんとしては、
- 勉強が嫌いでテキストを開くのも嫌がる子
- ゲーム好きな子
- 自分で学習する習慣がない子
- 塾などで集団・クラスで学ぶのが向いていない子
遊びのような感覚で学習が出来るので、学習習慣がないお子さんには効果は高いと言えるでしょう。
そして、
にもタブレット学習が向いていると言えるでしょう。
(この場合には、タブレット学習サービスを選ぶ必要があります)
タブレット学習には親の負担が軽くなるメリットもあり
小学校5年生、6年生ともなると家庭で教えるのも大変な問題が出始めてくる、というのが実感です。
ある模試を受けた際、間違った問題を見直していて、
「パパ、算数のこの問題わからないから教えて!」
と小学5年生の長男に言われて見に行ったら・・・すぐに分からないのです。
答えはあります。
しかし、その答えに至る解説がすぐに出来ません。
実は私は算数・数学が大の苦手科目。
その時は時間をもらって考えて、なんとか答えに至るまでの解説をすることが出来ましたが、毎回これでは大変です・・・。
同じような親御さんも多いのではないでしょうか。
しかしタブレット学習はこうした解説も分かりやすくなっていることも、メリットといえるのではと思います。
無学年制とは、子供の実際の学年とは関係なく、どの学年・年代の単元も勉強することが出来るシステムです。
無学年制(無学年方式)の通信教育・教材のメリット・デメリット、そして無学年制の通信教育をご紹介しています。
小学生がタブレット学習をする効果
タブレット学習の効果を見ていきましょう。
タブレット学習の効果
タブレット学習は特に学習の習慣化、学習意欲向上に効果があるといえそうです。
ただし、それらの効果を定着させるには親の関わり方も重要となってきますね。
自分からタブレットを開いて勉強してくれる
タブレット学習サービスの多くは、専用の端末を利用しますので「自分専用のタブレット」という嬉しさもあり積極的に自分からタブレットを開いて勉強してくれます。
学習時間も基本的に10分~15分となりますので、集中力も続きやすいです。
また親から、ああだこうだ言われなくて済むのも良いみたいです。
同じ所で間違えるとつい一言いいたくなりますけれど、タブレット学習ならそういったことはありません。
小学生向けのタブレット学習の場合、ミニゲーム(ミニゲーム形式の教材)もあります。
熱中しすぎないように注意は必要ですが、紙の通信教育にはないこうしたミニゲームもタブレット学習を続けられるモチベーションになるといえます。
採点の自動化、解き直し
採点(丸付け)の自動化は親にとって、楽なポイントです。
共働き家庭、または下に小さな弟妹がいるのでかかりっきりになることが多い、といった場合にはテキストの場合、丸付けをすぐにしてあげられないことが多いんですよね。
グズって抱っこしてあやしながら、答えを見て丸付けなんて無理です。。
また、タブレット学習の場合には間違えた問題も記憶しており、解き直しが出来たり、時間差で苦手分野の問題を出すなど定着のための対策が取られています。
解説が分かりやすい
タブレット学習は紙のテキストよりも解説が丁寧です。
特に小学校低学年のお子さんには、動画、音声、効果音などで理解しやすく作られています。
親のサポートが無くても理解出来ることが多いです。
キャラクターが動いて説明してくれたり、漢字も書き順がアニメーションで出ますから理解りやすいでしょう。
算数などでも図を必要とする問題も、動きながら図が展開したりしますので理解しやすいようです。
ただ、高学年になり慣れてくると解説のアニメーションなどが長いと感じられてくることもあります。
子供に適した学習方法は、定期的に考えてあげる必要があるかもしれませんね。
家庭での学習の習慣化の効果
タブレット学習はとにかく最初は子供たちがやりたがります。
勉強嫌いだったのに「早起きしてやる!」とまで言い出す始末。
1日1時間まで!といった感じで、時間制限をしなくてはならないお子さんもいるかもしれません。
もちろん、そこまでやる気が出るのは最初の一定期間なのですが、その後もミニゲームやポイントを貯めてのプレゼント交換などもありますので、学習習慣化の効果があります。
小学校低学年の間に家庭での学習習慣を身に付けることがとても大切と言われます。
そういった意味では、タブレット学習で学習習慣化ができるのはメリットに挙げる事が出来ます。
タブレット学習、効果が無いケース
タブレット学習はしっかり家庭学習に使うことが出来れば、学習効果を期待することが出来ます。
しかし、以下のような場合にはタブレット学習も効果があまり期待できません。
答えが合ってても間違ってても、タブレットを使うのが楽しい(ダラダラ勉強)
一時期、タブレットを使っていること自体が楽しいと思われる時期がありました。
問題を解いて、合ってても間違ってても、とりあえず勉強している感じはありますよね。
タブレット学習だから、とうっかり子供がどれくらいしっかり取り組んでいるかのチェックを怠っていた、ということもありますがタブレット学習でもダラダラ学習になる可能性はあります。
ミニゲームの方に熱心になってしまったり、といったこともあるかもしれません。
やはり勉強は集中してすることが必要です。
正直な所、タブレット学習は中学受験には物足りない
小学生のお子さんの中学受験をお考えになっている親御さんもいらっしゃると思います。
中学受験に関しては、やはり合格実績のある塾に通って学ぶ方が良いといえるでしょう。
一人ひとりの学力に合わせて指導してくれる、塾のメリットはそれに尽きますね。
月謝は確かに高く家計の負担にはなりますが、中学受験をお考えで合格率を上げるには塾の方がおすすめです。
タブレット学習は「選ぶ」問題が多いのです。
もし中学受験をお考えになっている場合には、学習の進め方については塾の方がおすすめ、と考えています。
ただし、Z会のように中学受験コースなどがある場合には別です。
通塾とZ会などで費用の問題なども比較をされてみてはと思います。
タブレット学習の効果、小学生にはどう?まとめ
正直なところ、タブレット学習が全てのお子さんに効果があるとは思えません。
お友達のところのお子さんは、タブレット学習が合わなかったようで早々に辞めてしまいました。
親の関わり方もあるかもしれませんね。
タブレット学習は丸付け負担などがありませんから、親も楽です。
でも、多くの場合タブレット学習に飽きる時期がやってきますし、お子さんによっては学習よりもミニゲームに熱中にしてしまうでしょう。
親の関わり方は、タブレット学習であってもとても重要です。
状況をみてタブレット学習から紙の通信教育に変える、学年制のものから無学年制のタブレット学習に変える、といったことは考える必要があるといえるでしょう。
お子さんにどういった学習方法が合うかを見極めてあげてくださいね。
経験から、小学校低学年にはタブレット学習はとてもおすすめと思っています。