転職エージェントの広告を見ると年収アップがやたらとアピールされているけれど、本当に転職して年収って上がるのかなあ?今よりも年収が上がるなら、もっとスキルアップも目指したいし、残業の少ない会社で働きたいから転職活動してみようかな・・・?
今の職場も辞めたいと思っている、環境を変える時期だと感じている、など転職のタイミングを自覚されている方も多いかもしれません。
子育てと両立しやすい会社に転職したい、というワーママも多いかもしれないですね。
男性であれ、女性であれ、転職を機に年収アップできたら嬉しいですよね!
この記事は転職によって年収は上がる?下がる?というテーマをメインに掲載しています。
転職で年収は上がる?下がる?
転職の際、「年収アップ」を希望条件として含めている方も多いと思います。
今の年収が下がるということは、生活レベルを落とさなくてはならないということを意味しますからね。
特にご家族がいる方の転職の場合には、年収ダウンは受け入れられないという方も多いのではないでしょうか。
独身の方であっても年収アップはやはり目指したい方が多いと思います。
ここでは、今までに転職エージェントから得た情報や私の転職経験、知り合いの転職状況なども含めて、転職によって年収アップするためのポイントなどについてお伝えしています。
記事の後半で、自分で給与交渉を成功させる自信が無い方におすすめの転職エージェントについてもご紹介しています。
Contents
約36%の人が転職で賃金が上昇
厚生労働省の「平成29年雇用動向調査結果の概要」によると、平成29年1年間の転職者の賃金変動状況をみると転職によって賃金が上昇がしたい人の割合は、36.2%。
転職によって賃金が減少した人の割合は33%。
変わらない人の割合は29.2%となっています。
また、賃金が増加した人の中では「1割以上の増加」が多い結果となっています。
しっかりと準備をして転職活動に臨むことが出来れば、年収アップする可能性を高めることは十分に期待出来る結果となっているのではないでしょうか。
20代、30代の転職は年収アップしやすい?
20代、30代の方であれば転職を考えることも多いと思います。
早い時期だと、
「第二新卒」
と言われる時期に転職する方も多いですからね。
新卒入社、1年未満での転職もあります。
入社して3年以内の若手、第二新卒は企業からの採用ニーズが高く転職しやすい時期と言われます。
新卒で入社して働き始めてみて分かることも多いです。
というか、実際に働いてみないと分からない事だらけですし、正社員として働いてみて、
「ああ、自己分析が甘かったな・・・」
「この仕事は本当にやりたい仕事では無かったな・・・」
「面接では良いこと言っていたのに、入社してみたら違った」
といったこともあると思います。
もしかするとブラック企業に就職してしまって、早々に会社辞めたい・・・と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。
20代で3回の転職
私も20代では3回転職しました。
短期離職の経験もあります。
それでも次の転職先が見つかりました。
それも異業種。
20代は転職回数が増えても、なんとかなる、というのが実体験です。
ポテンシャル採用で通せる20代は、とても大きな強みです。
若いこと自体が強み、というのはなかなか自分がその年齢にいると気づけないものですが、後から取り戻せない非常に大きな強みなのですよね。
(30代を超えてからの未経験・異業種転職、早期離職からの再就職はやはり厳しいです)
20代で転職を検討されている方は、ぜひその強みを活かして頂きたいなと思います。
今は40代になってからも転職を考えることが出来る状況です。
(もちろんその後のキャリア、生活に関しては若い頃よりも真剣に考える必要がありますが)
転職に対して抵抗がある方は少ないと思います。
ただし、気軽に転職するのは待った方が良いかもしれません。
実は、転職して年収が下がることも多いからです。
必ず年収が上がるという保証はありません。
先進国の中で、下がり続ける日本の平均賃金・給与
転職する理由の一つとして、
「年収」
がありますよね。
転職サイトの広告を見ると、
「転職して年収が50万円アップしました!」
といった好条件で訴求。
労働環境、業務内容が大変な割に年収が低い、低賃金と言われる保育士さんの転職サイトでも、
「年収20万円アップ、保育士転職に成功」
「月の手取り20万円以上の保育士求人あり」
といったような感じで広告が掲載されています。
そうした広告を日に日に見ていると、なんだか転職すれば年収が上がりそうな気がしてきますよね。
ちなみに、日本って先進国の中では唯一平均賃金が下がり続けているそうです。
言われてみると、全く生活は楽にはなっていませんね。
我が家は子供が3人いるのですが、教育費の上昇に合わせて私のお小遣いは毎年減っている状況ですし、毎年上がる社会保険料、電気代の高さなどもあり、余裕は全く無いですね。
そうしたことを考えると、年収アップの方法としては転職はとても有効な手段に思えます。
今のお勤め先で年収が20万、30万と上がる可能性はありますか?
今は終身雇用も前提が崩れてしまっていて、毎年の昇給はありつつも1,000円、2,000円といった方が多いと思います。
上がる物価、増えない貯金。
年収アップすることで、生活は確実に楽になります。
転職サイトを見れば、たくさんの正社員求人があり、今の自分の給料よりも高いオファーが並んでいる。
今お勤めになっている会社に何らかの不満があれば、転職はとても魅力的な選択肢に思えます。
「今すぐ転職ではなくてもOK、相談だけでも歓迎!」
今日は上司と折り合いも悪く、会社辞めたいモード。
ちょっと転職サイトに登録をして、求人だけでも見てみようかな。
次の休みに話だけでもエージェントに聞きにいってみようかな・・・。
実際、転職エージェントに聞いた話では、
「とりあえず話を聞きに来てみた」
「良い転職先があれば、実際に転職を検討したい」
という20代、30代の登録者の方は多いのだそうです。
転職で年収アップに成功する人もいれば、年収ダウンする人も
転職サイトを見ていると、誰もが転職をすることで年収アップに成功しているような気になってきますが、全員が年収アップしている訳ではありません。
転職する事で年収ダウンする方もいます。
不本意ながら年収ダウンするを受け入れている方もいるでしょうし、その会社で積むことが出来る経験、仕事内容を重視して年収はそこまで重視していない方もいるでしょう。
最初から年収ダウンを想定内として転職活動を行っている方もいます。
転職は年収ダウンの許容範囲を考えておくことが重要
転職活動をする理由も色々とあると思います。
必ずしも前向きな転職理由ばかりでは無いですよね、実際のところ。
不満を解消するための転職もあります。
年収がもしダウンしたとしても、慢性的に過酷な残業が解消されれば転職は成功した、と考える方は多いでしょう。
上司のパワハラ、職場の人間関係が悪く仕事を続けるのが苦痛といった方も、年収ダウンしたとしても働きやすい職場への転職を希望されるケースは多いのではないでしょうか。
年収アップが最優先ではない場合。
年収ダウンを想定するとしても、どれくらい年収ダウンしても大丈夫か許容範囲を決めておく事は重要です。
年収が下がるということは、生活に使えるお金が減ることを意味しますからね。
月に5万円手取りが減れば、生活は大きく変わると思います。
ご家族がいる場合、かなり生活費の内訳を考える必要があるでしょう。
毎月の支出や生活費を考えて、どのくらいまでの年収ダウンなら許容範囲かをあらかじめ考えておく事も、転職活動では重要といえます。
転職で年収アップするには
しかし、転職で年収アップするケースも実際にあります。
転職で年収アップに成功するにはいくつかのポイントがあります。
その中の一つに、年齢があります。
年収アップしやすいのは20代後半での転職
大手転職エージェントであるdodaの調査によると、年収アップ成功者が最も多かったのは28歳という調査結果となっています。
実際、求人ニーズも高い20代後半はしっかりとスキルや実績をアピールすることで交渉次第で、当初の目標となる希望年収を超える金額を引き出せる可能性もあります。
出来れば年収の上げ幅は大きくしたいですよね。
もちろん、年収の上げ幅が大きくなればなるほど、期待値も大きくなります。
その分プレッシャーも掛かるといえますので、あまりに実力と乖離したアピールは避けた方が無難とはいえます。
会社によっては期待値が大き過ぎる場合もあります。
自分の経験やスキルを超える役割を期待されての高額給与の場合、あまりに自信が持てない場合には断る勇気も必要でしょう。
年収アップしやすい職種である
人手不足で採用ニーズが高い職種の方が高給与での募集が多く見られます。
その状況で今までの実績、経験を上手くアピールすることが出来れば、今の給料よりも高い給料で採用したいという結果を引き寄せやすくなります。
例えば営業職の場合には、基本給が高い企業も多いですしインセンティブを設定している企業も多いです。
結果として年収アップに成功する方も多いという特徴があります。
またITエンジニアは昔から人手不足が言われていますが、この数年はさらに領域によって人手不足が深刻になっており、スキルのあるエンジニアは高年収での採用が増加傾向ということです。
今までの経験を活かして転職をする場合、高い評価をしてくれる企業を探すこともポイントとなります。
今の給料が低すぎる場合の転職は年収アップしやすい
あとは、
「今の給料が低すぎる場合」
です。
忙しいのに相場を下回る給与・年収で働いている、と感じている方は多いと思います。
今の給料が明らかに低い場合、手取り10万円といった場合には転職することで年収アップすることは大いに期待出来ます。
20代前半であれば、経験の浅い方の転職支援を行うエージェントも今は多数ありますから、ジョブチェンジもしやすいのではないでしょうか。
未経験から正社員として転職支援を行うところも増えています。
経験が浅い、未経験の異業種転職に活用できる20代向け転職エージェント
いくつか20代向けに未経験OKの正社員求人を多く扱うエージェントをピックアップしてご紹介しますと、
・ハタラクティブ
・就職shop
・就職カレッジ
・いい就職ドットコム
20代第二新卒専門では、マイナビジョブ20'sなどもあります。
こうした20代向け就職・転職エージェントを利用することで、入社1年目で会社を辞めて転職したい場合でも、未経験OKの正社員求人が多数ありますので改めて就職先を探すことも可能です。
もちろん20代は年齢的には、自力でも十分に転職先が見つかりますから利用しなくても大丈夫な方も多いでしょう。
ただ、転職エージェントを利用するメリットも多いですから、独自の就活と並行して利用するといった方も多いです。
転職で年収アップするには、転職エージェント選びが大切
年収アップするには給与交渉が不可欠です。
とはいっても、給与交渉が苦手・・・という方も多いと思います。
転職の場合には面接で、
「年収は幾らを希望されますか?」
と希望の年収を聞かれますが、年収アップを目指すのであればこの時に現状よりも50万円、100万円と高い年収を希望して交渉する事が不可欠となります。
当然、年収の裏付けとなる実績、スキルなどをアピールすることが必要ですが、これが苦手な方も多いと思います。
実際、自分で交渉すると内定が欲しいという気持ちが強くなってしまい、強気で現状よりも高い年収希望が出来ないケースも多いのではないでしょうか。
「今と同じくらいの年収がもらえれば良いです・・・」
とつい口から出てしまう可能性があります。
ですから、年収アップを目指して転職活動をする際、おすすめの方法は転職エージェントを利用する方法となります。
転職エージェントを利用して年収アップの交渉をしてもらう
多くの転職希望者をサポートしてきた転職エージェントであれば、応募者の経験、実績、スキルなどを客観的に判断しアピールをしてもらうことが出来ますので、応募先企業に対しても説得力があります。
また、転職に成功した方の年収に対してパーセンテージが掛かり売上げとなりますから、企業へのアピールもしっかり行ってくれるはずです。
面接だけでも緊張してしまうのに、さらに給与交渉をするのはハードルが高い・・・と思われる方は、転職エージェントを活用しての求人紹介、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、給与交渉も含めてサポートを依頼する方法がオススメです。
年収アップを目指す際、専門的な職種の方の場合には、その職種に特化したエージェントを利用される方法もおすすめです。
看護師、薬剤師、保育士といった資格をお持ちの方は、職種に特化して転職エージェントが多くありますし、職種ならではの交渉もありますので専門のエージェントを利用された方が年収アップは成功しやすいといえます。
その他、ITエンジニア、人事、事務職、営業職など求人が多く見られる職種の場合には、転職実績が豊富な転職エージェントの活用がおすすめです。
⇒ DODA
・マイナビエージェント
・type転職エージェント
などがあります。