小学生低学年で家庭学習の習慣を身に付けるには
中学校に入ってから自宅で勉強をコツコツやる、という習慣を身に付けるのは正直難しいです。
将来の学習能力のことを考えると、小学校低学年のうちから家庭学習の習慣を身につけることが大切です。
学校から帰ってきてから宿題をする子が多いと思います。
お子さんは、毎日どのように家庭学習をしていますか?
自主的に勉強を始めていますか?それとも、親が何度か促してから宿題をしていいますか?
遊ぶ前に宿題・家庭学習を終わらせてから、という約束事をしているご家庭も多いのでは?
いろいろなタイプの子どもがいますが、ほとんどの親御さんが「子供たちが自分から勉強をするようになってほしい」と思っているのではないでしょうか。
家庭での学習習慣を無理なく身に付けるにはどのようにするとよいのでしょうか・
無理なく生活の中で自然と家庭学習習慣をつけることは、理想なことですよね。
Contents
勉強が楽しいと感じているうちに家庭学習の習慣を身につける
小学校に入学したばかりの1年生の勉強はまだそれほど難しくはありません。
勉強にやる気が満ち溢れていて、勉強に興味がある時期でもあります。
勉強が楽しいと感じている時に、家庭学習で毎日勉強をする習慣をつけることで、勉強が生活サイクルの一部になってきます。
勉強をすることが「当たり前」になることで、学校の授業もますます楽しんで集中して受けることができます。
今後、中学・高校・大学と勉強は生きて行くために必要な能力なので、続けていかないといけません。
なので、親がずっと見続けていくということは難しくなってきます。
小学校低学年のうちからコツコツと努力する習慣が身についているのなら親が促さなくても自分から勉強を取り組むことができるようになります。
この経験が高学年以降の学力に大きな差が出てくると言えます。
勉強する習慣をクセにする
小学校低学年のうちに、毎日決まった時間に勉強をするようにしましょう。
生活リズムの中に、家庭学習の時間を入るようにしたいですね。
今日はご飯の後、明日はお風呂に入った後・・・など時間を決めないで変則的にしていると習慣になりづらいです。
学校から帰ってきてきて遊びに行く前など、同じ時間になるようにタイミングを決めておくと習慣になりやすいです。
家庭学習をすることが当たり前になれば、勉強をすることが楽しくなりもっと覚えたいと思い授業に集中することにつながります。
「習慣にすること」は「クセにすること」と同じようなものですよね。
クセは自分で意識していなくても自然と出てきてしまうことです。
家庭学習を習慣化=クセにしてしまうと、毎日自然と勉強をしようと思える気持ちになってくるでしょう。
毎日していることを終わらせないでいると、落ち着かない状態になりませんか?
一度クセにしてしまうと、それが終わらないとソワソワしてしまいます。
そうなるとすでに家庭学習をする習慣が身に付いたと言えるでしょう。
家庭学習の習慣を身につけるポイント
無理なく毎日続けられるように家庭学習を進めるポイントです!
学校から帰ってきてからのスケジュール表を作ってみましょう。
- 家に帰ってからすること
- 手洗い、うがい
- 学校からのプリントを出す
- 明日の学校の準備
- おやつ
- 家庭学習
- 遊びに行く
- 習い事
- お手伝い
- 晩御飯
- お風呂
などをリストアップしましょう。
時間や曜日ごとに紙やホワイトボードなどに書いておくとわかりやすいですよ。
うちの子はスケジュール表を作っても、1年生の頃は全然ダメで一緒に確認しながらやっていました。
(2年生になっても気を抜くと忘れ物とか超多いです)
帰ってきたらおやつ、ゲーム、遊びに行きたい!
が頭を占めていたっぽいです。
学校の準備など、後回しを許してしまうと忘れて結局やりませんからね。
しっかり習慣になるまでは、サポートは必要ではないでしょうか。
あとは曜日ごとにわけなくても、習い事などがある曜日だけのリストを作っておきたいですね。
ポイントはすべて親だけで決めるのではなく、子どもと話しながら家庭学習を何時から始めるか決めることです。
低学年のうちは学校から帰ってくるのが早いので、帰宅してすぐがベストでしょう。
子どもの頃は遊びもとっても大切です。
友達と遊ぶことを通して、コミュニケーション能力を育むことができます。
また、外で自然にふれることで発見をすることが多く、家の中だけでは経験できないことや学びがたくさんあります。
宿題と家庭学習が終わったら遊びに行くことができる、という約束を作ってもいいですね。
家庭学習の習慣を身に付けるためのポイント
小学校低学年の間に家庭学習の習慣を身に付けるために、以下のポイントを抑えると成功しやすいといえそうです。
お子さんの性格などにもよりますので、色々とお試しになることをおすすめします。
勉強する環境を整える
1日〇分勉強をする!ではなく、何時から何時まで勉強をすると時間を決めた方が習慣にできやすくなります。
勉強の時間になったら親から促しても良いのですが、時計を見るクセをつけるためにアラームを鳴らしてもいいかもしれませんね。
勉強をする場所ですが、低学年のうちはリビングで勉強をすることを進めている先輩ママが多いようです。
わからないことがあったらすぐに親に聞くことができますし、終わったらすぐに丸つけをすることができ、間違った所を一緒にやり直すこともできます。
リビングで勉強をする時は、テレビを消して、テーブルの上には何も置かないようにしておくと始めやすくなりますよ。
勉強中、親は近くで見守っていることが重要です。
隣に座って確認しているのも良いですし、本などを読むなど工夫しましょう。
少し慣れてきたら、晩御飯を作ったり家事をしながらちょっと離れた場所で見守るという方も多いようです。
たくさん褒める!
褒めることって、簡単そうで意外と難しいですよね。
間違っていることがあっても攻めるのではなく、「字を上手に書くことができたね」「計算を最後までできるようになったね」など頑張ったことを具体的に褒めるようにしましょう。
答えを全部書いていたら「全部書くことができているね」など子どもを肯定する言葉がけをするようにしましょう。
勉強はできるようになると楽しい!
褒められたいからもっと頑張ろう!
子どもは褒められるともっと褒められたいので勉強を頑張ってするようになってきます。
低学年のうちに家庭学習の習慣を身につけるには親のサポートがカギ!
小学校低学年は、入学して学校生活にまだ慣れていないことが多いですよね。
毎日たくさんできた新しい友達と、楽しく遊んでいるのではないでしょうか。
ですが、家庭学習の習慣をつけておくことも今後の学習能力に大きな影響があるのでとても大切です。
入学したばかりの頃や学年を1つ進級し間もない頃などの、子どものやろうと思う気持ちが一番高まっているときですよね。
新しい学校、新しいクラス、これからどんなことを勉強するのかという期待感、たくさんのことを吸収しようとするやる気に満ちています。
学校生活を充実させるためにも、この期間を見逃すわけにはいきません。
新しいことを経験したり勉強することは楽しいという気持ちを感じ、充実した学校生活を送ることができるように、たくさんほめて励ましていきましょう。
小学校に入学したばかりの1年生は、まだ一人で勉強をしたり家庭学習をしたりするのは難しいです。
家庭学習の習慣をつけるためには、親のサポートが必ず必要です。
家庭学習のやり方を子どもと話しながら決めていきましょう。
勉強をする時間、勉強をする場所などを決めて、勉強しているときはテレビを消したり、遊ぶ物やマンガなどを見えない場所にしまうなど環境を整えることも親の役目です。
また、頑張ったところやよくできているところをたくさんほめてあげましょう。
子どもは親にほめられると素直に嬉しいと思い、もっと頑張ろうという気持ちになります。
小学校低学年の家庭学習の時間目安
小学校低学年の学習時間の目安は学年×10分、1年生で10分、2年生で20分になります。
短い時間ですから親も一緒に勉強をする姿勢を作りましょう。
慣れてきたら、復習、先取り学習の時間を取れるようにサポートすると良いかもと思います。
小学校の学年が上がるにつれて、コツコツ学習出来ているかどうかで成績に差が付き始めます。
親も教育熱心なお子さんは、やはり成績が良い傾向があります。
懇親会などで話を聞くと、やはり勉強のサポートをされているご家庭が多い印象です。
親も大変ですが、子供の将来がこれで変わるかもと思うと、頑張れるのではないでしょうか。
規則正しい生活習慣も大切です
他にも、基本的な生活習慣を整えることも大切です。
3食しっかりと食べる、早寝早起きなどです。
家庭学習の習慣をつけるためには規則正しい生活リズムをおくることも大切です。
特に睡眠時間は大切ですよ!
ついつい子供たちもほっておくと寝る時間が遅くなりますから、早く就寝できるように準備を促すことも大切と思います。
また、子どもがやる気を出すために、親が子供の学習に関心をもつようにしましょう。
学校の教科書を見て、「今日はどんな勉強をしたの?」と聞くと「算数で繰り上がりの計算をしたよ」など学習内容などを知ることができます。
毎日忙しくて勉強を見ている時間がない、という方も多いと思います。
勉強をしている間、近くで家事をしながら、仕事をしながら見守っていても大丈夫です!
子どもと一緒に丸つけをして、褒めてあげるだけでも子どもは安心して勉強をすることができます。
ほんの少しの親のサポートがあるだけで子どもの家庭学習習慣は必ずつきます。
小学校低学年の子供たちは考える力が柔軟なので、どんな形にでも持っていくことができます。
柔軟な考えを持っている時に、頭を使って考える習慣(クセ)をつけ、勉強をすることを楽しむことができれば、今後の学習をスムーズに進めることができるでしょう。
そのためにも小学校低学年のうちから家庭学習の習慣を身につけることが大切です。