タブレット学習と塾、どっちが良い?
タブレット学習をさせるにしても、塾通いをさせるにしても、期待するのは成績アップ。
でも、やっぱり気になるのはお金です。
特にお子さんが2人、3人、4人となると全員を塾通いさせるのは費用的に厳しい・・・といったご家庭も多いのでは、と思います。
それを考えると、自宅で通信教育でもタブレット学習でも取り組んでくれて成績アップしてくれると嬉しいですね。
塾よりも通信教育・タブレット学習どちらも費用は安く済むケースが多いです。
ここでは、タブレット学習と塾のメリット・デメリットを比較してみました。
これからお子さんを塾に通わせようか・・・タブレット学習をさせてみようかな?と迷われている場合に参考にしてみて頂ければと思います。
Contents
塾とタブレット学習の費用・月謝
塾にしてもタブレット学習にしても、費用・月謝がかかりますね。
まず、塾代などが気になると思います。
私も学習内容などよりも真っ先に費用を見てしまいますもんね・・・。
塾の費用
大体、塾に通い始める学年としては小学校4年生が多いのではと思います。
小学校4年生が塾に通い始める場合、学習塾にかかる平均費用は月で3万円~4万円といった金額で考えると良いでしょう。
塾は入会金、月謝、教材費(テキスト代)、テスト代などがかかります。
また夏季講習、冬期講習、模試なども追加で受ければ、その分費用が発生します。
年間で見ると40万円~50万円くらい必要な塾が多いのではないでしょうか。
塾費用に関しては、地元それぞれで塾が色々とおありになると思いますので、ぜひ塾費用を比較されてみてはいかがでしょうか。
タブレット学習の費用
タブレット学習の場合、最安値は
の月額2,178円(税込)です。
ベネッセ 進研ゼミ小学講座(チャレンジタッチ)の場合、12ヶ月分一括払いなら月あたり4,430円(税込)。
1年あたり53,160円(税込)です。
スマイルゼミの場合、12ヶ月分一括払いなら月あたり4,510円(税込)。
1年あたり49,610円(税込)です。
知名度の高いところでは、ベネッセとスマイルゼミかなと思いますので、この2つを例としてピックアップしてみました。
費用に関しては、タブレット学習が完全に安いですね。
タブレット学習のメリット、デメリットは?
タブレット学習で勉強する場合のメリット・デメリットを先に見ていきたいと思います。
塾と比較して安く自宅で学習を始めることが出来るタブレット学習、メリットが大きいならやってみようかな、という親御さんも多いのではないでしょうか。
タブレット学習のメリット
ここからはタブレット学習のメリットについてです。
・親の丸付け負担が無い
タブレット学習は、問題を解くと自動で採点が行われます。
それも視覚効果付きです。
これが小学校低学年の子には嬉しいみたいです。
こうしたちょっとしたことも、最初はタブレット学習のモチベーションになるようですね。
パパとママが丸つけをする必要が無いのは、親の負担が軽くなる大きなポイントです。
紙の教材で勉強する場合、親の採点という問題が発生します。
共働き、親が忙しいと正直な所、採点してあげる時間が取れないことも多いんですよね・・・。
「丸付けをしてあげられなくて子供の勉強を止めてしまった」という覚えのある方は、私も含めて少なくないのでは、と思います。
これは一番楽になったなと思ったメリットです。
・タブレット学習は好きな時間に勉強出来る
タブレット学習は塾とは違い、好きな時間にどこでも勉強することが出来ます。
また1回の学習時間も10分~15分を想定して問題が作られています。
早朝の勉強に、学校から帰宅して遊びに行く前に、夕食を食べてからの学習習慣にも適した勉強法といえます。
今週は忙しいから学習できる日に多めに勉強しておく、といった方法も可能です。
場所を選びませんから、子どもが自分部屋で勉強をしていてわからないことがあったらタブレットを持ってきてリビングで親に質問する、といったこともできますね。
タブレット学習は好きな時間、空いた時間を有効に活用して勉強することが出来ます。
・タブレット学習は自宅で勉強のため送り迎え無し
タブレット学習は主に自宅で勉強をします。
その場で勉強しますから、塾と違い送迎時間が必要ありません。
塾の場合には子供の学年や時間にもよりますが、毎回送迎が必要な場合もあります。
夜遅い時間に子供が一人で行き帰りするのは危ないですからね。
タブレット学習は送り迎えが不要なため、その時間を有効に活用することが出来ます。
・親よりも学習効果が高い
親が勉強しなさい!というと、いつの時代も子供は反発するものです。
(言わなくても、心の中で思っていることは多いです)
言えばいうほど、反抗的になる・・・といった事を経験したことがある親御さんも多いのでは?
自分が子供だった頃を思い出しても、親に勉強しなさい!と言われるのはとても嫌なものでした。
そしてそれを今、自分がしているという・・・
しかしタブレット学習は子供たちが勉強を継続できるような仕組みが取り入れられています。
ミニゲームであったり、ポイントを貯めてプレゼントと交換したり。
それを嫌がる親御さんもいるかもしれませんが、高学年になるとそのあたりは興味がなくなるみたいです。
長男はポイントが貯まりまくっていますが、欲しいものがないからと気にしていません。
関係無く、学習しています。
小学校低学年からの学習習慣を身に付けるために、こうした遊びがモチベーションになるのは私は良いのではないかなと思っています。
また親が間違いを指摘して、解説しようとするとどうしても「どうして分からないの!」的な発言になりがちですが、タブレット学習は何度でも同じ事を繰り返し教えてくれます。
タブレット学習のデメリット
たくさんのメリットがあるタブレット学習ですが、もちろんデメリットもあります。
ここからはタブレット学習のデメリットについて見ていきたいと思います。
・途中解約すると損をする場合がある
月謝の比較では安いタブレット学習ですが、決められた期間内で解約するとタブレット端末の料金が発生する、といったようなケースもあります。
安いから始めたのに・・・といったこともありますので、事前に解約の可能性も考慮して費用や規約を確認することが必要です。
タブレット端末が故障した時、どういった対応になるのかも確認されておいた方が良いですね。
・ミニゲームに熱中してしまう
タブレット学習では子供たちが継続して勉強出来るように、ミニゲームなどで遊べるようなっているものが多いです。
(一応、勉強も絡めたミニゲームも多いです)
しかし気付けば勉強自体よりも、ミニゲームで遊んでいる時間が長くなっている・・・といったことがあります。
親がしっかり見ていてあげないといけない部分でもあります。
ミニゲームで遊べる時間を制限することが出来る場合、忘れずに制限を設定した方が良いでしょう。
・適当に進めてしまうことがある
タブレット学習では、とりあえず答えを選んで進めてしまう、といったことが可能です。
そして答えを見ることが出来ます。
紙の教材の場合には、親が答えを預かっていれば子供達が自分で答えを見て、分かった気になってしまうことは防ぐことが出来ます。
自分で学習を進めて、しっかり理解してくれていればいいんですけれどね。
少々、不安な時はあります。
・タブレットに飽きてしまう可能性
最初こそ、タブレット端末を使って勉強するという物珍しさもあって、自分から早起きして勉強する!といった熱意もあったタブレット学習ですが、そのうち飽きる時期が出てくるようです。
そこでどう勉強熱を復活させるかは、親の関わり方が大きな影響を与えるといえます。
ミニゲームなどもあり、視覚的にも楽しさを追求したタブレット学習ですが、飽きっぽい性格の子どもの場合は長く続けるのが難しい可能性があります。
塾のメリット・デメリットについて
次は塾に通うメリット・デメリットについて見ていこうと思います。
塾のメリット
中学受験を考えていますか?
であれば、塾へ通う効果は高いといえるかもしれません。
地域によるかもしれませんが、塾は中学受験を考えたお子さんが多く通っている場合があります。
講師中学受験を前提に話をしてくることも多いため、子供自身もいつのまにか受検に興味を持つことがあるようです。
中学受験を考えているのであれば、い段階から問題を解く力をつけておく必要があります。
学校の勉強が難しくなる小学4年生くらいから塾通いの子が周りでも増えてきました。
・基礎学力が向上する
塾に通って勉強することで、基礎学力が向上します。
個別指導の塾であれば、その子の理解度に合わせて勉強を教えてくれます。
クラス方式で集団で勉強する場合にも、出来るだけサポートしてもらえる学習塾を選びたいですね。
自宅ではどうしても勉強出来ない子も、塾という環境ではしっかり集中して勉強出来る可能性があります。
塾、学校で勉強しますから基礎学力はかなり向上するといって良いでしょう。
・学習意欲が高まる可能性
塾ではきっと真面目に勉強する子が集まっていると思います。
小学校だと生徒や先生の状況によっては学級崩壊のような感じになってしまっている事もあるかもしれませんが、塾では無いでしょう。
しっかり学びに来ている子供たちのいる環境に身を置くことで、学習意欲が高まることが期待出来ます。
学習塾の多くでは、講義が終わった後や休憩時間に先生に質問が出来ます。
そこで疑問を解消したり、さらに発展した内容を教えてもらったりといったことも出来るでしょう。
同じ学校以外の友達が出来るのもメリットかと思います。
・宿題があるので自宅でも学習する
多くの塾では宿題が出ます。
そのため、自宅でもしっかり学習に取り組む必要があります。
結果として、自宅での学習習慣を身に付けることにも繋がるといえます。
・中学受験の指導を受けることが出来る
塾の多くは受検の合格実績を売りにしています。
そのため、中学受験に関しても実績を謳っている塾が多いと思います。
受検のデータ、ノウハウも蓄積されているでしょうから中学受検を考えている場合には指導を受けることが出来るでしょう。
それに刺激を受けて、子供がさらに勉強のモチベーションを高めるといった可能性もあります。
塾のデメリット
・授業料・月謝が必要
学習塾は無料ではありません。
当然、費用がかかります。
タブレット学習にかかる費用と比べると、非常に高額といって良いでしょう。
さらには夏休みの夏期講習、冬休みの冬講習、春休みの春講習の費用。
テスト代、教材費、利用料などがかかる塾もあります。
入会金も必要な塾も多いですね。
子供を塾に通わせることで、出費が一気に増えることは覚悟することが必要です。
家計を把握しておかないと、塾代を出すのが難しくなることもあります。
・学習効果は子供のやる気次第
塾の費用は高いです。
親としては、高いお金を出しているんだからしっかりと成績アップして欲しい!と切に願うものです。
しかし当の本人は「塾、面倒だな・・・」と思っている可能性もあります。
本人のやる気次第では、塾に行っても成績が上がりません。
高いお金を払っているのですから、塾に通っている学習効果を見極めることが必要です。
途中で塾を辞める、塾を変える、塾に講義中の様子を問い合わせてみるなどサポートの仕方も考える必要があります。
やる気があるけれど、塾の内容が難しくて・・・と悩んでいる場合もありますので、子供の話もしっかり聞く必要はあると思います。
周りが出来る子ばかりで、分かっていないで質問するのが難しくて・・・というケースもあるんです。
・宿題が多いと大変
塾によっては宿題がかなりの量、出ます。
そのため、学校の宿題にプラスして塾の大量の宿題をこなすのが子供には辛く、やらないこともあります。
そうなると今後は親が「塾の宿題やったの!?」と声がけをしたり、サポートが必要になる可能性があります。
学校の宿題やったの、ではなく塾の宿題やったの、ということになります。
子供にやる気があれば、取り組むのでしょうけれど難しい場合もあります。
塾に行かせる以上は宿題必須ですから、取り組み具合を気にしてあげることが大切といえそうです。
・塾に通っていることで、勉強をした気になってしまう
塾に通っていると、学校以外にも授業を受けることになります。
そのため、他の子よりも勉強している気になっている可能性があります。
模試であまり成績が良くなく、身に付いていないことに気付く・・・といった事もあります。
塾に通っても復習などは大切といえます。
家での勉強習慣も重要になりますね。
塾にただ通っているだけだと、成績はあまり伸びないといえます。
親も塾に通わせているから大丈夫という気持ちになってしまうのは避ける必要があります。
塾に通っているだけで成績が上がるわけではないということは、覚えておく必要がありますね。
・塾の授業についていけない可能性
受検を前提としている塾の場合、分かっていることを前提として授業が進むことがあります。
学校で習うことは分かっている前提のため、苦手科目があったり、学力が低い状況から塾に入るといきなり付いていけない可能性もあります。
塾によっては、丁寧に教えてくれるケースもありますが、そうではないケースもあります。
塾の勉強に付いていけなくて・・・と辞める子もいます。
タブレット学習と塾の比較、まとめ
タブレット学習と塾、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。
どちらの勉強方法にもメリット、デメリットがありますね。
選択の段階で大きいのは、費用の問題でしょうか。
塾代は出したくても出せない、といったご家庭もあるでしょう。
年間にすると、かなりの金額になります。
費用面も考えつつ、お子さんに合った勉強方法を選ぶことが重要といえます。
中学受験を考えるのであれば、塾選びは重要になるかなと思います。
タブレット学習だけでは中学受験に関しては得られる情報が少ないので、中学受験のノウハウ、実績を持った塾へ通うのはとても重要になりそうです。
受検を考えておらず、学校の成績アップであればタブレット学習や通信教育でも効果が十分に出るお子さんも多いですよ。