薬剤師のパートは掛け持ち可能?稼ぎたい
パートで働き始めたけれど、仕事にも慣れてきたし、もう少し収入が欲しいな…薬剤師のパート掛け持ちってできるのかな?もっと高時給の良さそうなパート求人があれば応募したい、など。パート掛け持ちを考えている薬剤師さん向けに情報をまとめました!ぜひご参考にしてみてください。
Contents
- 1 薬剤師のパート、掛け持ちについて
- 2 薬剤師がパートを掛け持ちすることは可能
- 3 薬剤師がパートで掛け持ちする時の働き方
- 4 掛け持ち歓迎の薬剤師パート求人を探すには
- 5 薬剤師が掛け持ちで働けない場合
- 6 薬剤師がパートを掛け持ちする時の注意点
- 7 薬剤師がパートを掛け持ちする時のメリット
- 8 薬剤師がパートを掛け持ちする時のデメリット
- 9 薬剤師が掛け持ちする時におすすめの職場
- 10 掛け持ちOKのパート先を探す際におすすめ薬剤師転職サイト
- 11 副業、掛け持ちに適した薬剤師の資格・経験を生かせる職種
- 12 薬剤師が掛け持ち先を選ぶポイント
- 13 薬剤師のパート掛け持ちが大変そうなら、単発派遣で稼ぐ方法も
- 14 薬剤師のパートは掛け持ち可能?まとめ
薬剤師のパート、掛け持ちについて
パート薬剤師として働いている場合、多くの場合パートの掛け持ちは可能です。
企業、医療法人など薬剤師の皆さんの勤務先は様々になると思いますが、基本的に就業規則で副業が禁止されていたとしても、正社員にのみ範囲を限定していることが多いでしょう。
本記事気では薬剤師のパート掛け持ちについて、働く際に注意したいポイント、メリットやデメリット。
そして掛け持ち先の調剤薬局やドラッグストア、企業などを探す際に薬剤師求人を見つけるために便利な転職サイトなどをご紹介しています。
いくつか薬剤師に特化した転職サイトをご紹介していますが、特におすすめなのは、
⇒ ファルマスタッフ
⇒ 薬キャリ
の2つとなります。
求人数が非常に豊富で、パートや派遣の求人も多く掲載されており、掛け持ち先、薬剤師求人を探すのにも便利です。
ぜひ情報収集に活用をおすすめいたします。
薬剤師がパートを掛け持ちすることは可能
薬剤師がパートとして勤務し、もう一方の職場でパートとして掛け持ちして働くことは基本的には可能です。
パート・アルバイトにまで副業・兼業を禁止している企業などは少ないためです。
少なくとも、私が今まで働いてきた職場ではパート雇用の人に副業禁止をしているところはありませんでした。
とはいえパートの掛け持ちを考える場合には、シフトの調整なども発生する可能性があります。
そのため、念のためパートを掛け持ちして働きたい場合、職場の上司に伝えておくと安心です。
よほどのことが無い限り、支障がない範囲で掛け持ちOK、となると思われますし、先にパートを掛け持ちして働くことを伝えておけば何かあった際にも相談しやすいでしょう。
薬剤師がパートで掛け持ちする時の働き方
薬剤師のパート、掛け持ちは基本的には可能です。
ではどういった働き方が良いのでしょうか。
働き方には薬剤師さんそれぞれの希望もあるとは思いますが、それぞれの業種は異なるものを選ぶのがおすすめです。
一方はドラッグストア、もう一方のパート先は調剤薬局、といった働き方です。
例えば、ライバルのドラッグストアでパートをしていることが知れた場合、良い印象は持てませんよね。
それがきっかけで、職場の扱いが悪くなる可能性も否定できません。
内緒で掛け持ちして働くのであっても、何がきっかけで掛け持ちパートがバレるか分かりません。
そうしたところも考慮してパート先となる業種を選ぶのが良いのではないでしょうか。
もちろん一つは薬剤師として働き、もう一つのパート先は薬剤師資格が関係ない仕事、といったケースもあるかもしれません。
その場合は、特に気にする必要はないでしょう。
掛け持ち歓迎の薬剤師パート求人を探すには
それでは実際に掛け持ち歓迎の薬剤師パート求人を探すにはどのサイトを利用するのがおすすめかをご紹介します。
薬剤師のパート求人が多いおすすめサイト
掛け持ち歓迎のパート求人を探す際、おすすめは以下です。
どちらも薬剤師求人に関しては業界トップクラスの求人数を掲載しており、パート求人を探す際にもとても便利です。
他にも転職サイトは多数ありますが、まずこの2つは利用をおすすめしたいです。
全国対応ですから首都圏、大阪や名古屋といった都市部以外にお住いの薬剤師さんにも便利な活用していただけます。
もちろんより多くの求人を探したい場合には、他の転職サイトも併用されるのがよいでしょう。
その際には、
なども活用してみてください。
特にファルメイトは単発の求人も探せますから、副業、Wワークとしてアルバイトも探している薬剤師さんにはおすすめです。
薬剤師が掛け持ちで働けない場合
薬剤師がパート掛け持ちで働くことができないケースもありますので、抑えておきましょう。
法律により薬剤師の兼業が禁止されているケースです。
管理薬剤師と公務員薬剤師のパート掛け持ちは法律で禁止されている
以下の2つに該当する薬剤師に関しては、法律により掛け持ちが禁止されていますので注意が必要です。
・管理薬剤師・・・薬機法(旧薬事法)により兼業が原則禁止
薬局の管理者(第一項の規定により薬局を実地に管理する薬局開設者を含む。次条第一項及び第三項において同じ。)は、その薬局以外の場所で業として薬局の管理その他薬事に関する実務に従事する者であつてはならない。ただし、その薬局の所在地の都道府県知事の許可を受けたときは、この限りでない。
とあります。
・公務員薬剤師・・・国家公務員法や地方公務員法によって兼業が原則禁止
となります。
薬剤師に限りません。
すべての公務員は公務員法によって副業が禁止されていますので注意が必要です。
実際、公務員の副業に関しては時折ニュースで目にすると思います。
パートの掛け持ちは職場の就業規則によってはNG
薬剤師が掛け持ちでパートを探す際、先ほども述べましたが、就業規則は念のために確認しておくと安心です。
今は紙ではなく、クラウドなどサーバーに就業規則を置いている職場も多いでしょうから、確認はしやすい職場もあるのではと思います。
とはいえ、パートの働き方で制約が多すぎる職場は面倒…という場合には、いっそその職場も変えるという選択肢もあります。
パートの薬剤師も需要は高いですから、職場探しに困り果てる…といったことはないでしょう。
薬剤師がパートを掛け持ちする時の注意点
薬剤師がパートを掛け持ちする時の注意点をまとめます。
実際に働くことを考えた場合、以下のような点は事前に想定しておいたり、避けるようにした方が良いでしょう。
掛け持ち先の規則やシステムに慣れるのに時間がかかる可能性
掛け持ち先の規則やシステムに慣れるのに時間がかかる可能性があります。
薬剤師は患者さんの安全を守るために、正確かつ迅速に仕事を行わなければなりません。
しかし、勤務先によっては、処方箋の受付方法や調剤ソフトの操作方法などが異なる場合があります。
そのため、パートを掛け持ちすると、勤務先ごとに覚えなければならないことが増え、ミスや遅れが発生するリスクが高まります。
また、勤務先の同僚や上司とのコミュニケーションも重要ですが、パートを掛け持ちすると、それぞれの職場の人間関係に馴染むのに苦労するかもしれません。
仕事のスケジュールや休日を調整するのが難しい可能性
仕事のスケジュールや休日を調整するのが難しい可能性があります。
薬剤師は医療機関や薬局によっては、土日祝日や夜間も勤務する必要があります。
パートを掛け持ちすると、それぞれの勤務先のシフトや休暇制度に合わせなければならず、自分の都合や希望を優先できない場合があります。
また、仕事の量や負担によっては、十分な休息やリフレッシュができないかもしれません。
これは、体力的にも精神的にも疲労を蓄積させる原因となります。
税金や社会保険などの手続きが複雑になる可能性
税金や社会保険などの手続きが複雑になる可能性があります。
薬剤師はパートでも高収入を得ることができますが、それに伴って税金や社会保険の負担も増えます。
パートを掛け持ちすると、それぞれの勤務先から収入証明書や源泉徴収票などの書類をもらい、確定申告や年末調整などの手続きを行わなければなりません。
また、社会保険に加入している場合は、加入資格や保険料の計算方法などに注意しなければなりません。
プライバシーと情報の管理に気を付ける
薬剤師が複数のパートタイムの仕事を掛け持ちする場合、患者のプライバシーと情報の管理は特に重要な要素となります。
薬剤師は、患者の個人情報や医療情報にアクセスする機会があります。
各雇用先において、患者情報の機密性を保護するための規則や規定に従うことが重要です。
患者情報を漏洩したり、無断で使用したりしないように注意しましょう。
薬剤師がパートを掛け持ちする時のメリット
薬剤師がパートを掛け持ちし、複数の職場で働くメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
収入の増加
薬剤師が複数のパートタイムの仕事を掛け持ちする最大のメリットの一つは、収入の増加です。
これが一番の目的、という方も多いのではないでしょうか。
単一の雇用先に頼らずに複数の収入源を確保できるため、経済的な安定性を高めることができます。
例えば、週の一部をドラッグストアで勤務し、別の日には薬局で働くといった具体的なスケジュールを組むことで、収入を最大化することができます。
1つ目のパート先ではもうこれいじょうシフトを増やせない、といったような場合にはパートの掛け持ちを考えるケースなどは多いでしょう。
スキルの多様化
複数の雇用先で働くことは、薬剤師のスキルを多様化させる良い機会です。
異なる診療環境や患者のニーズに対応する経験を積むことで、幅広い薬剤師のスキルを磨くことができます。
例えば、病院での臨床業務と薬局での薬剤管理業務の組み合わせは、患者との直接的な関わりと業務の裏方での管理能力の両方を養うことができます。
柔軟なスケジュール
パートタイムの仕事を複数掛け持ちすることで、薬剤師は柔軟なスケジュールを確保することができます。
例えば、家庭や他の個人的な予定に合わせて、勤務日や勤務時間を調整できます。
また、病院や薬局の都合に縛られずに、自分自身の働き方を選択できるため、ワークライフバランスを向上させることができます。
ネットワークの拡大
複数の雇用先で働くことは、医療関係者や同僚とのネットワークを広げる良い機会です。
異なる環境で働くことで、さまざまな薬剤師、専門家や医療関係者との交流の機会が増えます。
これにより、知識や情報の共有、将来のキャリアチャンスや協働の可能性が広がることがあります。
さまざまな診療環境での経験を通じて、自分のキャリアにおいて有益なつながりを築くことができます。
モチベーションの向上
複数の雇用先で働くことは、モチベーションの向上にもつながります。
新しい環境やチームで働くことで、仕事への新鮮な刺激を得ることができます。
それぞれの雇用先で異なる目標やチャレンジがあり、新たな業務に取り組むことでやりがいを感じることができます。
このような多様性は、薬剤師の専門性とスキルの向上につながるだけでなく、職業的な充実感をもたらすことができます。
自己成長の機会
複数のパートタイムの仕事を掛け持ちすることで、薬剤師は自己成長の機会を得ることができます。
さまざまな診療チームや専門家と協力することで、新しい知識やスキルを習得し、専門性を高めることができます。
また、異なる診療環境で働くことにより、柔軟性や問題解決能力、コミュニケーションスキルなどの幅広い能力も向上させることができます。
これらの経験は、将来のキャリアの発展や薬剤師としての役割の多様化に役立つことがあります。
薬剤師がパートを掛け持ちする時のデメリット
反対にデメリットもあります。
どういったものがあるか、見ていきましょう。
スケジュールの調整が難しくなる
複数の雇用先で働くことにより、スケジュールの調整が難しくなる場合があります。
異なる勤務時間や休暇の要求に対応するために、綿密な計画と調整が必要です。
時間の制約やスケジュールの不整合がストレスや疲労を引き起こす可能性もあります。
疲労とワークライフバランスの問題
複数の雇用先で働くことは、疲労感やワークライフバランスの問題を引き起こす可能性があります。
長時間労働や短い休息時間が続くと、薬剤師のパフォーマンスや健康に影響を及ぼすことがあります。
労働時間や休息の確保に注意を払う必要があります。
ストレスと負荷の増加
複数の雇用先での仕事をこなすことは、仕事量や責任の増加を伴う場合があります。
異なる雇用先のルールや業務プロセスに順応する必要があるため、ストレスや負荷が増える可能性があります。
タスクの優先順位付けや効果的なタイムマネジメントが求められます。
コミュニケーションと連携の課題
複数の雇用先で働く場合、それぞれのチームや同僚との連携やコミュニケーションに課題が生じることがあります。
情報の共有や連絡ミスのリスクが高まり、効果的なチームワークを確保するための努力が必要です。
薬剤師が掛け持ちする時におすすめの職場
薬剤師がパートの掛け持ちをする時、おすすめの職場としてはやはり、
・ドラッグストア
・調剤薬局
の2つがあります。
どちらもパートでの薬剤師募集が多くみられますし、掛け持ち可の求人も比較的探しやすい職場です。
勤務時間も短時間パートOK、といった職場も多いためお子さんが小さいママ薬剤師の方も勤務しやすいでしょう。
掛け持ちOKのパート先を探す際におすすめ薬剤師転職サイト
薬剤師が掛け持ちでパート先を探す際、おすすめの転職サイトとして以下をおすすめしています。
どちらも求人数が豊富ですから、情報収集にはとても便利です。
副業、掛け持ちに適した薬剤師の資格・経験を生かせる職種
上記でおすすめした掛け持ち先は避けたい、嫌だな…といった場合には、以下の仕事はいかがでしょうか。
・メディカルライター
薬剤師の資格や経験を生かして、専門性の高い文章を執筆し、報酬を得ることができます。
オウンドメディアや企業サイトでは、有資格者の専門的な記事を必要としている場合も多く、薬剤師のライターは需要があります。
一般的なWebライターよりも高単価で文章執筆の仕事を請け負うことができるケースもあり、在宅で稼ぐことができます。
薬剤師が掛け持ち先を選ぶポイント
薬剤師がパートの掛け持ち先を探す際、次のようなポイントに気を付けながら職場探しをされると良いでしょう。
掛け持ち先の条件や規約をよく確認する
掛け持ち先の勤務時間やシフト、給与や待遇、休暇や有給などの条件や規約をよく確認しましょう。
掛け持ち先の間でトラブルが起きないように、スケジュールや連絡方法などをしっかり管理しましょう。
掛け持ち先の業務内容や専門性を考慮する
掛け持ち先の業務内容や専門性も大切なポイントです。
掛け持ち先で働くことで自分のスキルや知識を向上させたり、新しい分野に挑戦したりすることができます。
しかし、掛け持ち先の業務内容や専門性が自分に合わない場合は、逆に仕事に支障をきたす可能性もあります。
そこで、掛け持ち先の業務内容や専門性を自分の目標や興味に合わせて考慮しましょう。
ワークライフバランスに無理はないか
掛け持ち先が自身のワークライフバランスにとって、無理がかかっていないかを確認しましょう。
長時間労働や過度な負担を強いられるような環境は避け、自分の健康と生活の質を保つことができる職場を選ぶことが重要です。
薬剤師のパート掛け持ちが大変そうなら、単発派遣で稼ぐ方法も
掛け持ちパートで働く場合、どちらも直接雇用となりますから、長い勤務を想定しておくべきです。
とはいえ、それもちょっと大変かな…という場合には、単発派遣で都合の良い日に働いて稼ぐ、といった柔軟な働き方も検討してみると良いかと思います。
薬剤師の単発派遣に強い派遣会社としては、以下がおすすめです。
⇒ ファルメイト
薬剤師のパートは掛け持ち可能?まとめ
薬剤師のパート掛け持ちについて解説しました。
掛け持ちをして働くことで、収入アップが可能となります。
一つの職場で働いていると、ストレスを感じてしまうこともあるかもしれませんが、違う職場でもパートをすることで良い面を見つけられたり、やっぱり職場を変えよう、など思い切るきっかけにもなったりします。
体力的に無理がない働き方であれば、薬剤師がパートで掛け持ちして働くことはメリットも多いです。
希望の働き方ができる職場をぜひお探しになってみてください。