高時給な派遣薬剤師の年収
高時給な派遣薬剤師、年収にするとどれくらい稼げるのでしょうか。正社員の薬剤師として働くよりも稼げるなら、派遣薬剤師も良いかも、と思っている方も多いのではと思います。どれくらい稼げるものなのでしょうか。また注意点などはどうでしょうか。
派遣薬剤師は高時給、だから高年収。というのは間違っていません。
しかし本当に一年間、派遣薬剤師として働いて正社員よりも高年収を得るには、注意したいポイントがあることも事実です。
年収が高い、時給が高いことから派遣として働くことに興味をお持ちなった薬剤師さんも多いと思います。思っていたよりも年収が低い・・・とならないように。
派遣薬剤師として高年収を実現するために気をつけたいポイント、高時給の派遣薬剤師求人が多く見つかりやすい派遣会社について、ご紹介しています。
Contents
派遣薬剤師は高年収!
派遣薬剤師は高時給です。
時給3,000円で1日8時間、月22日働いたとすれば、月収528,000円です。
年収にすれば、6,336,000円です。
派遣薬剤師として働く場合でも、年収600万円を越えることが可能、となります。
正直、正社員よりも高年収で働く薬剤師さんもいます。
しかし、全ての方がこうした高年収を実現しているわけではなく、派遣薬剤師として高年収で働くには注意しなくてはならないポイントもあります。
派遣薬剤師の年収が高くなるかどうかは、派遣会社次第!?
派遣薬剤師として働きたい、というときの目的が「高年収」である方も多いと思いますが、本当に高年収を得られるかどうかは利用する派遣会社によるところは大きいといえます。
この後に出てきますが、派遣薬剤師が高時給となる理由で大きいのは、
「早く薬剤師不足を解消したいから」
です。
そのため、高い時給を提示して、薬剤師さんに来て欲しいのです。
(その日1日だけの単発派遣の薬剤師求人もありますね。)
しかし、その高時給は確実に負担になっていますから、出来るだけ短期間で派遣薬剤師の利用は済ませたいと考えるのが普通です。
高時給で良い職場が見つかった!と思っても、その調剤薬局での派遣業務が2ヶ月や3ヶ月で契約終了する可能性もあります。
その後も継続して高時給の派遣薬剤師求人が見つかるかどうかで、高年収が実現出来るかが変わってくると言えます。
そのため、派遣薬剤師が本当に高年収で働くことが出来るかどうかは、派遣会社次第、ともいえるのですね。
ですから、派遣薬剤師として高年収を実現したいとお考えになっている場合には、高時給の派遣薬剤師求人が多数ある派遣会社を選んで登録、求人紹介を受けることがとても重要となってくるのです。
派遣薬剤師の時給、年収が高くなる理由
派遣薬剤師として働く分には嬉しい高時給、高給与の働き方。
ですが、なぜこんなに派遣薬剤師の時給って高くなるのでしょうか。
パート・アルバイトと比べて高時給な分、仕事がきつかったり、何か不利になることがあるのでは?と思われる薬剤師さんもいらっしゃるかもしれません。
派遣薬剤師の時給、そして年収が高くなる理由は派遣がそもそも、人手確保のために手段となっていることが大きいです。
薬剤師が不足すると業務に支障が出てしまう場合。
見たことがある方もいるかもしれませんが、急な欠勤によって薬剤師がいない日が発生してしまった調剤ありドラッグストアでは、調剤ができなくなったり医薬品の販売が出来なくなってしまいます。
調剤薬局にしても1人でも薬剤師が休んでしまうと、調剤業務、投薬業務に支障が出ることも多いと思います。
そうした時、派遣会社に薬剤師の派遣を依頼します。
それが最も早い薬剤師確保の方法だからです。
緊急度が高いほど、急募ほど高時給で募集されるケースは多いです。
時給が高い方が、薬剤師が決まりやすいためです。
そしてそのために、調剤薬局やドラッグストアは派遣会社に手数料を上乗せした金額を多く支払っています。
私も過去に薬剤師さんではありませんが、派遣スタッフを採用したことがあります。
その際には、派遣スタッフに渡る時給の、1.5倍以上を派遣会社に支払っていました。
ということは、例えば時給3,000円の薬剤師さんを1名、派遣してもらうとすると派遣会社へは時給4,500円を支払うことになります。
正直な話、調剤薬局などの経営者にとっては派遣薬剤師の人件費は大きな負担です。
可能であれば、もっと人件費の安い直接雇用の正社員、パートの薬剤師を採用したいと考えています。
そうしたことも覚えておかれると、急な派遣契約の終了などにも備えておいた方が良い理由もお分かりになるのでは、と思います。
派遣薬剤師、高年収になりやすい求人の傾向とは
派遣薬剤師として、高年収で働くことを優先されるのであれば、
「高年収になりやすい求人の傾向」
を抑えることも大切ですね。
職場としては、まず高時給となりやすいのが調剤薬局、ドラッグストアです。
特に、調剤ありのドラッグストアでは薬剤師の確保に苦労しているケースも多いです。
調剤薬局、ドラッグストアの派遣薬剤師求人
例えば、新卒薬剤師の初任給が高いのはウエルシア薬局ですが、2019年の薬剤師の新卒採用を見ると、初任給は「基本給:355,000円」となります。
調剤ありドラッグストアとしては、薬剤師の確保が非常に重要です。
そのため、給与を手厚くしていると考えられます。
給与が高いと人材採用がしやすい、というのは薬剤師に限らず共通していえることです。
ドラッグストア間でも給与格差は出てきています。
ドラッグストア年収ランキングなどでも参考になる情報を調べることが出来ますので、興味のある薬剤師さんはお調べ手になってみてはと思います。
繁忙期だけ、薬剤師を派遣で入れた方がトータルの人件費が安い、といった判断から短期間だけ高時給で派遣薬剤師を採用するケースもあります。
また、地方にある調剤薬局も慢性的に人手不足が続いており、高年収になりやすい求人の傾向があります。
地方の派遣薬剤師求人
北海道、東北、四国、九州など地方にいくほど、薬剤師不足に悩む調剤薬局が多いです。
派遣薬剤師求人の大部分は、調剤薬局です。
都市部と地方とで時給を比べてみると、圧倒的に年収が高い計算ができるのは地方の調剤薬局となります。
時給4,000円以上で派遣薬剤師を募集する調剤薬局は思った以上に多いです。
札幌、仙台、静岡、広島、福岡、鹿児島などにお住まいの薬剤師さんの場合、自家用車で通勤可能な範囲内で時給4,000円以上の派遣薬剤師求人が見つかる可能性は大きいです。
また3ヶ月、半年といった期間だけ社宅や寮を利用して住み込み、高給与で働くといった働き方もあります。
地方ほど、高時給・高年収になりやすい求人の傾向があります。
高時給になりやすい薬剤師の職場
薬剤師の派遣依頼を派遣会社にする際、高時給で派遣依頼するのは「人手不足が深刻な場合」、もしくは「急な欠勤が出てしまい緊急度が高い派遣依頼」となります。
とにかく、薬剤師が足りないのでなんとか派遣して欲しい!といった場合。
手っ取り早い方法が給与を上げる方法です。
高時給になりやすいのは、こうした人手不足の調剤薬局、ドラッグストアとなります。
実際、薬剤師派遣会社のエージェントの方のお話を聞くと、多少不便な地域にある調剤薬局であっても、高時給だと問い合わせがすぐに発生することは多く、薬剤師さんも決まりやすいのだそうです。
派遣で働く場合、2ヶ月、3ヶ月と派遣期間も決まっていますから、多少不便でも短期間なら問題なし、という薬剤師の方も多いということもいえそうですね。
薬剤師不足で困っているのは地方の調剤薬局、ドラッグストアです。
東京都、横浜、大阪といった都市部は薬剤師が充足しているエリアも多いため、時給がそこまで高くないです。
北海道、東北、四国、九州など地方になると薬剤師不足が深刻となっており、高年収を提示する事で薬剤師を確保したい職場が多くなっています。
都市部で働く場合の倍近い年収が見られる求人も。
それでもずっと薬剤師求人サイトなどに掲載が継続している求人もありますから、人手不足の深刻さの度合いが見て取れるともいえます。
高年収の派遣薬剤師求人が多い派遣会社
高時給・高年収を実現して働くために、おすすめ薬剤師派遣会社を記事の最後にご紹介いたします。
上記の薬剤師派遣会社の中でも求人数が豊富なのは、ファルマスタッフ、薬キャリです。
ファル・メイトは単発派遣の求人もあり
ファル・メイトは関東・関西エリアにおいて派遣での最低時給を保証している特徴的なシステムを持ちます。
また、ファル・メイトは薬剤師単発派遣の求人紹介にも対応していますので、空いた1日を利用して単発・スポットで働きたい場合にもオススメの派遣会社です。
派遣薬剤師として高時給の求人情報を多く得たい、といった場合にはこうした薬剤師専門の派遣会社の活用をオススメいたします。
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