介護職 辞めてよかった!介護士を辞めたい

介護職として転職して1年未満、短期離職となる方もいるかもしれません。
中には試用期間中、研修期間中に退職するケースも。
また、長く介護の仕事をしてきたけれど、慢性的ともいえるストレスを抱えるようになってしまい、介護の仕事を辞めようと考えている方も多いかもしれません。
この記事では介護職を辞めたい方向けに、介護の仕事以外のおすすめ職種、転職活動の方法などもご紹介しています。
無理に介護職を続けていても、状況が好転することが期待できることは少ないのではないでしょうか。
他の介護施設に転職すれば、悩みが解消されるケースもあります。
どちらを選ぶべきか。
介護職を辞めてよかった、違う介護施設に転職してよかった、というようになるために転職を考えることも必要です。
Contents
介護職を辞めたい理由
夢や希望をもって(中には収入、生活のためにという方もいるでしょう)介護職になったけれど、
「もう介護の仕事は無理、辞めたい!」
「こんなにきつい仕事だと思わなかった!介護職はやってられない!」
と介護職を辞めることを毎日考えている・・・という方も多いと思います。
介護職は未経験歓迎の求人も多く、40代、50代からも転職しやすい仕事ですが、離職する方も少なくありません。
介護職を辞めたい理由、退職理由として多いものとしては次のようなものがあります。
あなたが今、介護職を辞めようと思っている理由もあるのではと思います。
他の人は、どんな理由で介護の仕事を辞めようと思っているのでしょうか。
体力的にハード、きつい仕事
介護士は体力的にキツイ仕事です。
高齢者の介護をする中で、体が思うように動かない方が多く、移乗などコツを掴んでいたとしても腰痛や膝を痛めたり、時には肩などを痛めたりもします。
慢性的に腰痛が辛くて・・・といった介護士の方も多いのではないでしょうか。
介護施設で働く場合、食事、移動、入浴、排せつ、睡眠など生活に関すること全てをサポートすることになります。
特別養護老人ホームなど、施設によっては要介護度が高い高齢者も多く、体力的に非常に厳しい働き方になるケースも。
介護施設で働く場合、24時間、365日生活をサポートすることになります。
施設自体が休みではないため、働く職員もシフト勤務で休みが不規則、勤務も夜勤ありで不規則となります。
勤務の不規則さも体力的にハードと感じる、大きな理由です。
体力的にハード、きつく限界を感じている・・・といった場合には、有料老人ホームやサ高住など自立度が高い職場に転職をすることも考えた方が良いかもしれません。
もしくは、デイサービスなども給料や下がりますが、規則正しい生活を送りやすくなりますし、体力も今の職場よりも求められませんから働きやすくなるでしょう。
激務なのに給料が安い
介護職の仕事は長時間労働、残業も多い施設も多いでしょう。
それにも関わらず、介護士の給料は安い傾向にあります。
少しずつ待遇改善の動きにはなっていますが、大幅な賃金上昇は期待できず、手取りで18万円前後といった方も多いのではないでしょうか。
介護報酬によって施設の運営費が決まってくる部分もありますから、相場を超える年収を得るのは難しい施設が多いでしょう。
夜勤勤務を増やせば給料アップも実現できますが、そうするとさらに激務になり、無理をして体を壊してしまう可能性もあります。
将来性や家族の生活を考えて、薄給では生活が厳しい・・・と介護職を辞めて異業種転職する方も少なくありません。
人間関係のストレスが辛い
介護施設で働く介護職は、ご利用者との人間関係に悩むこともありますし、そのご家族との人間関係についても悩むことが多いです。
きちんと対応しているつもりであっても、クレームが入る。
人づてに悪く言われていることを聞いてしまう、など。
誠実に介護をしているのに、一方的に悪く言われてしまう。
全然、感謝されない・・・
真面目に介護の仕事に取り組んでいる介護職の方にとっては、仕事を辞めたくなるような辛いことだと思います。
また職員同士の人間関係に悩むケースも多いです。
職場でいじめに合っている、パワハラに悩まされている・・・といった方もいるかもしれません。
特に介護士と看護師では人間関係に摩擦が生じることも多く、悩みの種となっている施設は多いようです。
不規則な生活
介護施設で勤務している場合、24時間、365日現場が動いています。
シフト勤務で昼夜を問わず介護にあたることになります。
当然ですが、睡眠時間も不規則になります。
夜勤に入り始めてから、どうも体調がすぐれない・・・いった方も多いのではないでしょうか。
職員の数が少ないと夜勤に入る回数も多くなりがちです。
訪問介護事業所においても深夜対応などの事業所に勤務した場合、生活リズムが崩れることもあります。
不規則な生活が続くと、体調が崩れ仕事を続けることが辛く感じられるようになってくる人もいます。
将来性が無い
介護の仕事はお世辞にも給料が高いとはいえません。
介護職の平均年収は約300万円前後、長く勤務して昇給したとしても年収は400万円を超えるのは難しい状況です。
経済的な面、仕事の忙しさ、夜勤による不規則な生活などを考えて、介護職として仕事を続けることが厳しい。
将来的に、ずっとこのまま介護の仕事を続けていて良いのだろうか・・・
と迷っている方も多いかもしれません。
特に10代、20代、30代といった方はキャリアをまだまだ変えることができる年代です。
将来性について悩み、転職を考える方も多いのではないでしょうか。
介護職を辞めてよかったこと
介護職を辞めて良かった、という方の体験談を調べてみました。
5年同じ職場で働いてた友達は新たなデイケアでゆっくりと学んでいる様子。順調みたい?
あと5年位は介護職でいるって言ってたなあ。介護を辞めて他の職種につくと、夏の入浴介助やら想像すると、、辞めて良かったと思う??
チーム仕事だからストレスいっぱいだよね。←向かないが9年目で分かったw— しーちゃん@塗り絵好き (@C49295733) August 29, 2021
年末年始しっかり休めるとホント介護職辞めて良かったと思う
— 活休中のバンギャ (@Ma_LASxxx666) December 26, 2019
語弊を恐れずに言うと、
介護士はまじで辞めてよかった。
・代替可能
・休みがとりづらい
・スキルがつかない
・場所の自由が利かない
・給料の天井が決まっている
・胸張って職業を名乗れない特に自分みたいに若い介護職員は
今のままでいいのか考えて欲しい。#駆け出しエンジニアと繋がりたい— えびな@マッチョエンジニア (@EBINA_WEB_EN) June 8, 2021
介護職を辞めて良かった、という人の場合、介護施設も労働環境に問題があるようです。
ご利用者、その家族との問題から退職に至るケースも。
人間関係の問題は退職にも強い影響を与えますよね。
「転職したら、休みが増えて給料も増えた」
「ゴールデンウイーク、お盆、年末年始に休みがあって嬉しい!」
「友達と出かけやすい」
「夜勤がなくなって、体調が良くなった」
など、介護職を辞めて良かったという方の体験談を調べているとこうした声が多く見られます。
介護職を辞めた方が良い人(辞める判断基準)
介護職を辞めるかどうかの判断基準として、次のようなことが挙げられます。
介護職を辞めたい、と思っても理由が明確ではない場合には辞めない方が良い場合もあります。
いくつか当てはまるものがあった場合、介護職を辞めて違う仕事に転職した方が幸せになれる可能性が高いです。
介護の仕事にやりがいを感じられない
介護職を辞める大きな判断基準の一つが、
介護の仕事にやりがいを感じられない
ことです。
仕事に取り組んでいる時、やりがいを感じられるかどうかはとても重要な判断基準です。
もう全くやりがいなんて感じられない。
辛いだけ・・・
といった場合には、介護の仕事を辞めて違う仕事へ転職した方が良いでしょう。
その状態で介護職として働いていても、モチベーションは下がる一方ですし、仕事でミスも起こりやすくなります。
やりがいを感じられない時、一時的なものなのか、それが今後もずっと続きそうなことなのかを考えることが必要です。
将来の自分をイメージできるかどうか
介護の仕事をこの先続けていって、将来も介護職を続けている自分をイメージできるかどうか、ということも介護の仕事から離れるかどうかの判断基準の一つです。
仕事が原因で体調不良、うつになってしまった
介護職の仕事が辛くて、体調不良やうつ状態になってしまった・・・といった場合には、辞めた方が良いといえます。
うつ症状は2週間以上続く場合だと、仕事を休むか辞めて休養を取った方が良いでしょう。
無理をして仕事を続けると、もっと症状が悪化する可能性があります。
介護の仕事を辞めて異業種転職したいのかどうか
「仕事を辞めたい」
と思った場合、今の職場を辞めたいのか、介護職の仕事自体を辞めたいのか、といったことを考えることも大切です。
今の年齢にもよるとは思いますが、未経験で異業種転職を目指せる方も多いと思います。
特に30代までの方であれば、他の仕事に転職して働いた方が、
- 給料アップ
- 休みが増える
- 規則正しい生活が送れる
といった可能性があります。
もちろん、転職する業界・職種にもよりますが選択肢は複数あります。
今の介護施設を辞めて違う施設に転職する
介護職の仕事自体は続けたい、でも今の職場は無理。
といった場合には、介護求人は非常に多いです。
今の悩みが解消されるような介護施設を探して転職する方法が良いでしょう。
介護業界に特化した転職エージェントも複数あります。
⇒ マイナビ介護職
などはサポートも手厚く、多くの求人を取り扱っている大手転職エージェントです。
離職率が低い介護施設を紹介してもらう、見学をして話を聞いて、自分に合った職場を探すといったサポートをしてもらうこともできます。
⇒ 介護レポ
介護レポは環境の良い介護施設をお探しの方に適した転職エージェントです。
カウンセリングをしっかり行い、ミスマッチが少ないという評価を得ています。
介護職を辞めて転職、おすすめの職種とは
介護職を辞めて違う仕事に転職を考えた場合、おすすめの職種をいくつかご紹介します。
年齢的に、介護職を辞めて異業種転職を目指す場合、職種にもよりますが20代は転職しやすく、30代前半の方までは様々な転職の選択肢を考えることができます。
40代以降の方は、ここでご紹介する仕事の中では営業職や保育士(保育補助)タクシードライバーは転職できる可能性があります。
- 事務職
- ITエンジニア
- 保育士(保育補助)
- 営業職
- 販売職
- タクシードライバー
中高年の場合、他には警備員、ビルメンなどの仕事も目指すことができますが自分の適性を考えて転職先を選ぶことが重要となってきます。
どんな仕事に就いてもキツイ、大変なことはあります。
短期離職を繰り返してしまう、ジョブホッパーになってしまうといったことがないように、自分に合った仕事、長続きする仕事を選ぶことが大切といえます。
介護職を辞めて転職、おすすめ転職エージェント
介護職を辞めて転職をしたい場合、異業種転職を目指す場合。
その場合も同様に、職場の詳しい情報を得てから求人への応募を判断した方が良いでしょう。
それには転職エージェントを活用して、職場の内部情報や待遇、残業時間など、情報を得る方法がおすすめです。
介護職を辞めて転職を目指す場合に、おすすめの転職エージェントをご紹介します。
リクルートエージェント
業界最大手の転職エージェント、リクルートエージェントです。
公開求人は約13万件。
非公開求人は約19万件。
(記事作成時の情報です)
業界最大級の圧倒的な求人を元に、各業界に精通した経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたに合った企業を紹介してくれます。
転職を考えたとき、必ず登録すべき転職エージェントの一つとしておすすめです。
異業種転職を目指す方の転職サポートにも強いですから、ぜひ転職について相談をしてみてください。
女性向け求人も多数あります。
パソナキャリア
女性の転職支援に力を入れている転職エージェントがパソナキャリアです。
事務職、営業職、販売職など女性を歓迎する企業からの求人の取扱いも多いですから、情報収集にぜひ活用してみてください。
リクルートエージェントほど求人を保有していませんが、サポートの手厚さからおすすめの転職エージェントの一つです。
福祉・介護関連企業からの求人もあり、経験を活かして介護職以外での転職を目指すこともできそうです。
⇒ パソナキャリア
介護職 辞めてよかった!介護士を辞めたい人におすすめ職種、まとめ
介護職を辞めたい方、辞めて違う仕事に転職しようかなとお考えの方も多いと思います。
介護職を辞めてよかった、という人の声や介護士を辞めたい人におすすめ職種をご紹介しました。
介護の仕事は職場によって働きやすさに大きな差があります。
介護職、それ自体を辞めて違う仕事で働きたいのか、介護の仕事自体は続けたいのか。
まずはそれを見極めて、転職活動をスタートされるのがおすすめです。
介護の仕事 関連記事
40代女性が未経験から介護職になるときの注意点、求人探しにおすすめの転職サイトについて、ご紹介します。