介護職の5連勤はきつい…辛いシフトが続く時の対策

介護職の5連勤はきつい

介護職はシフトで働きますが、シフトによって5連勤や6連勤、場合によってはそれ以上のきついシフトになることもありますよね。5連勤などきついシフトが多い場合、何らかの対策が必要です。

介護職のきつい5連勤シフトなど続く場合、対策が必要です

介護職の5連勤は非常にきついシフト

介護職における5連勤や6連勤は、多くの介護職員にとってきついシフトになっています。

周囲の介護職も含めて、5連勤を超えると無理、辛い、といった声はとても多いです。

しかし現実問題として、介護職は慢性的な人手不足に悩まされており、こうした5連勤以上などのきついシフトが避けられないこともあります。

さらに体力的にきつくしているのが残業です。

また、介護職は日々の業務において人々との密接なコミュニケーションが必要です。

介護職は感情労働ともいわれるくらいです。

利用者、家族、同僚、上司など、さまざまな人々との関わりが日常茶飯事であり、その結果、高いストレスを抱えながら仕事をこなすことが少なくありません。

もちろん、他の職種でも残業は発生しますし、各業種において独自の困難さが存在します。

しかし、介護職は他の職種と比較して、さらに責任とリスクが高まる場面も多く、そのために5連勤や6連勤は特に過酷なシフトと言えるでしょう。

特に、日勤帯の5連勤や6連勤が最もきついとされています。

介護職のシフトできついのは何連勤？

介護職は、人手不足や残業などの理由で、きついシフトになることが多い職種です。

特に、連勤が長く続くと、心身の疲労やストレスが溜まりやすくなります。

介護職のシフトできつい、という声が多いのは5連勤でしょうか。
周りでは5連勤以上は嫌だ、という声が多いです。
人によっては4連勤が限界、といった声もあります。
もちろん個々人で差はあるでしょう。

介護職のシフトできついと感じる連勤の種類

介護職のシフトできついと感じる連勤の種類は、以下のようなものがあります。

・5連勤や6連勤
・夜勤→明け→夜勤
・日勤→早番→遅番→日勤
・遅番→早番→遅番
・早番が連続する
・残業が前提になっている

それぞれの特徴や発生する原因をみていきましょう。

5連勤や6連勤

5連勤や6連勤は、休日が間にないため心身をリフレッシュするのが難しく、シフトの後半では疲れがたまってくることもあります。

また、有給休暇を取らない限り、連休は作れないこともデメリットです。

5連勤や6連勤は、デイサービスやデイケアなどの通所介護施設に多くあるシフトです。

しかし入居系の介護施設でも人手不足などにより発生することがあります。

日曜日を定休日に設定している施設も多いため、5連勤や6連勤が発生しやすくなります。

夜勤→明け→夜勤

夜勤明けの翌日に夜勤が入るシフトは、夜勤の疲れが抜けないうちに再び夜勤に従事することになります。

これは、睡眠リズムや体調を乱す原因になります。倦怠感や寝つきが悪くなることもあります。

夜勤が続くシフトは、介護職の退職や欠勤が発生して現場が回らなくなっている施設で発生しやすいシフトです。

夜間の人員を削減することはできないため、日中で調整して回していくことになります。

日勤→早番→遅番→日勤

出勤時間や退勤時間がバラバラになるシフトは、プライベートを充実させることが難しくなります。

友人や家族と予定を合わせるのも大変です。

また、自分の好きなことをする時間も減ってしまいます。これは、ストレスをため込む原因にもなります。

不規則なシフトは、職員の希望休が重なった場合や、事前に予測しにくい状況が発生した場合に起こりやすいシフトです。

シフト作成者のスキルや経験も影響します。

遅番→早番→遅番

退勤してから出勤するまでの間隔が短いシフトは、十分な休息を取りにくいシフトです。

通常のシフトよりも心身の疲れが取れにくくなります。休息をじっくりと味わえなかった結果、翌朝になっても「休んだ気がしない」と感じることもあります。

遅番→早番勤務は、3交代制のシフトを取っている入居施設でよくみられるシフトです。

早番や遅番の人数が不足している場合に発生しやすくなります。

早番が連続する

早番が連続するシフトは、起床時間が早くなることで睡眠時間が減ってしまうシフトです。

睡眠不足は、集中力や判断力の低下や免疫力の低下などの健康への影響を及ぼします。

また、早番には利用者の起床介助やバイタル測定などの業務が多く、忙しさも増します。

早番が連続するシフトは、夜勤をしない介護職や、夜勤をできない介護職に割り当てられることが多いシフトです。

日中の人員を確保するために、早番に入ることが多くなります。

残業が前提になっている

残業が前提になっているシフトは、法定労働時間を超えて働くことが多いシフトです。

残業は、時間外手当や割増賃金などのメリットもありますが、長時間労働は心身への負担や健康リスクを高めます。

また、残業が多いとプライベートの時間も減ってしまいます。

残業が前提になっているシフトは、マンツーマン対応の必要な利用者がいたり介護職が不足していて業務が回らなかったりする場合に発生しやすいシフトです。

シフト上では人数が足りているように見えても、現場では手が足りていないこともあります。

介護職がきついシフトになる理由1：法律上の人員配置基準が現場にそぐわないことがある

介護職がきついシフトになる原因のひとつに、法律上の人員配置基準をが現場にそぐわないことがあるということが挙げられます。

人員配置基準とは、介護施設で働く職員の数や資格を定めたものです。

例えば、介護付き有料老人ホームでは、要支援者1人に対して看護・介護職員1人、要介護者1人に対して看護・介護職員3人の割合で配置することが求められています。

しかし現場では配置基準では人手が足りていないと感じており、常に忙しいという感想です。

そのため管理者によってはパートを入れるなどして対応していたりしますが、それでも入居者、利用者の状況によっては人手不足となってしまいます。

介護職員の仕事内容は施設によって違いますが、一般的には以下のようなものです。

・利用者や家族とのやりとり
・入浴や排泄などの身体介助
・食事や服薬などの生活支援
・バイタル測定や健康管理
・ナースコールやセンサーなどの緊急対応

これらの業務を行うためには、利用者の状態やニーズを把握し、適切な判断や対応をする必要があります。

今後、政府はICT（情報通信技術）などを活用することで、人員配置基準を現状の3：1から4：1に緩和することも検討しています。

ただし、ICTの導入で介護職員の仕事がどこまで効率的になるかは不透明です。

そのため不安視している介護職は多いといえるでしょう。

介護職がきついシフトになる理由2：急な人手不足でシフトを調整する必要がある

介護職がきついシフトになるもうひとつの原因は、急な人手不足でシフトを調整する必要があるということです。

介護職は、退職や欠勤、休職などで人員が減ることがよくあります。

これは、介護職の離職率が高いことや、介護職の体調管理が難しいことに関係しています。

人員が減ると、シフトを作り直したり、他の職員に代わりに入ってもらったりする必要があります。

しかし、これは現場の負担を増やすことになります。

例えば、以下のようなケースです。

・休みの日に急遽出勤を頼まれる
・予定していた休みが取れなくなる
・連勤が長くなる
・夜勤が増える
・希望しないシフトに入らされる

これらのケースは、介護職員のモチベーションや満足度を下げることになります。

また、人手不足で業務量が増えると、ミスや事故のリスクも高まります。これは、利用者や家族の信頼を失うことにもつながります。

介護職がきついシフトになる理由3：希望休の実現が難しい

介護職がきついシフトになるもうひとつの原因は、希望休の実現が難しいということです。

希望休とは、自分の希望する日に休みを取ることを指します。例えば、以下のようなケースです。

・家族や友人との予定を合わせたい
・趣味や習い事を楽しみたい
・病院や美容院に行きたい
・自分の誕生日や記念日に休みたい

これらの希望休は、介護職員のプライベートを充実させることにつながります。

しかし、介護職は希望休を取りにくい職種です。これは、以下のような理由によります。

・人手不足で代わりに入れる人がいない
・シフト作成者が希望休を考慮しない
・希望休が重なって競合する

希望休を取れないと、介護職員はストレスを感じたり、ワークライフバランスを崩したりする可能性があります。

また、希望休を取れる人と取れない人との間に不公平感や不満が生じることもあります。

5連勤、6連勤、きついシフトが与える介護職へのリスク

近年、介護職の方々の間で、長時間労働やきついシフトによる健康への影響が懸念されています。

特に5連勤や6連勤などの過酷なシフトは、介護職へのリスクを増大させる要因とされています。

この部分では、5連勤と6連勤が介護職に与えるリスクに焦点を当て、その影響と対策について考えてみましょう。

1. フィジカルなリスク

疲労と体力の低下

5連勤や6連勤を続けることで、日々の業務において体力の低下や慢性的な疲労が蓄積されるリスクが高まります。これにより、業務の質や安全性に影響を及ぼす可能性があります。

けがや職業病のリスク

疲労が積み重なると、介護職の方々はけがや職業病の発症リスクが増大します。患者様の身体介助や移動作業は体力を要するため、体調の不調が職務に悪影響を及ぼすことが考えられます。

2. メンタルヘルスへの影響

ストレスと精神的な負担

長時間の勤務や連勤は、精神的なストレスを引き起こし、メンタルヘルスに悪影響を及ぼす可能性があります。患者様とのコミュニケーションや感情的なケアを提供する仕事において、心の健康は極めて重要です。

うつ病や過労症状のリスク

過酷なシフトが続くと、うつ病や過労症状の発症リスクが高まります。長期間にわたる連勤は、メンタルヘルスへの負担を増加させ、うつ病などの病気を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

3．介護の質への影響

患者様への適切なケアの難しさ

体調がすぐれない状態での長時間労働は、患者様への適切なケアを難しくする可能性があります。介護職の方々が十分な休息を取れない場合、患者様へのサービス品質が低下することが懸念されます。

対策と改善への取り組み

介護職の方々が5連勤や6連勤によるリスクを軽減するためには、以下のような対策が考えられます。

シフトの見直し

職場や施設でのシフトの見直しを行い、連勤回数を減少させる取り組みが重要です。適切な人員配置を確保し、労働時間の過度な延長を防ぎましょう。

休息とリラクセーション

介護職の方々は、休日や連勤明けに充分な休息とリラクセーションを取ることが不可欠です。健康を維持し、メンタルヘルスを保つために、自己ケアを怠らないようにしましょう。

サポート体制の強化

労働者のメンタルヘルスをサポートするために、専門のカウンセリングやストレス管理プログラムを提供することが有益です。

効率的な業務プロセス

業務プロセスを見直し、効率的な方法を導入することで、業務負担を軽減しましょう。技術やツールの活用により、業務の効率化を図ることができます。

ICT化を進める介護事業者も多くなっています。

介護職 5連勤などきついシフトが続く時の解決方法

介護職において、5連勤や6連勤などきついシフトが続くことは、体力的にも精神的にも大きな負担となります。

しかし、そのような状況から抜け出すためには、いくつかの解決方法があります。

以下では、きついシフトに立ち向かうための方法を詳しく説明します。

シフト作成者や上司とのコミュニケーション

まず最初に考えるべきは、シフトを作成する担当者や上司とのコミュニケーションです。

介護職の現場では、シフト作成者が現場の忙しさやスタッフの希望を把握しきれないことがあります。

そのため、自分の状況や希望を率直に伝えることが重要です。相手があなたの苦境を理解し、協力的に対応してくれるかもしれません。

労働基準監督署への相談

労働基準監督署は、労働法に反する行為を行う企業や施設に対して指導や調査を行う機関です。

もし、きついシフトが法律に違反していると感じる場合、労働基準監督署に相談することができます。

彼らは適切な対応を取り、労働環境の改善を促すでしょう。

転職を検討する

最終的に、労働環境が改善されない場合や、自身の健康や幸福が危機に瀕している場合は、転職を検討することも一つの選択肢です。

介護職は需要が高まる職種であり、他の施設や組織で新たなチャンスを見つけることは可能です。

自分に合った職場を見つけ、より健康的で満足度の高い働き方を実現しましょう。

きついシフトが続く状況に耐え続けることは、自身の健康と生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。

適切な対策を講じ、自分の健康、仕事の遣り甲斐、家庭の幸福を守るために行動しましょう。

介護職の需要は今後も増加することが予測されますので、新たな道を模索することは十分に可能です。

もっと働きやすい介護施設への転職を考えている場合

もっと働きやすいシフト、無理のないシフトで働きたい。
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まずは情報収集から始めてみることをおすすめします。

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