eスポーツのメリット・デメリット

ひいてはプロゲーマーになりたい、プロeスポーツプレーヤーといった夢を持っていたりもする子もいるかもしれません。
我が家も子供たちがゲームに熱中していて、eスポーツのことを話題に出すことも。
フォートナイト、マインクラフトはハマっています。
世界大会も開催されていますし、想像を超えるような賞金が出る大会も世界にはあります。
そんなeスポーツですが、親世代にとってはどうしても盛り上がりが理解できない部分もあったりするのが、大半のご家庭の実情ではと思います。
とはいえ、子供たちが本気でeスポーツに取り組みたい、というのであれば応援してあげても良いかな・・・という気持ちがある親御さんも多いのではないでしょうか。
引きこもりのお子さんのコミュニケーションの場として、eスポーツのオンラインスクールを利用しようか検討されているご家庭もあるかもしれません。
この記事では、eスポーツのメリット・デメリットについてご紹介いたします。
eスポーツのことがよく分からなくて・・・という方は、ますはeスポーツのメリット・デメリットから押さえてみませんか?
Contents
eスポーツのメリットとは
eスポーツのメリットからまずは見ていきましょう。
学校の部活でもeスポーツに取り組むところは増えていますし、教育の現場にも取り入れられ始めています。
どういったメリットがあるのでしょうか。
メリット1.誰でも参加できる
eスポーツのメリットとして、誰でも気軽に参加できる、というものがあります。
これはeスポーツの大きなメリットの一つです。
住んでいる場所、年齢、性別はもちろん、一般的なスポーツであれば身長や体格などによって有利・不利が生まれることもありますが、eスポーツであればそうしたことは関係がなくなります。
幅広い年代のプレーヤーと戦うことが出来るのが魅力でもあります。
言語の壁さえもなくなりますから、ゲームのルールを理解して参加するのであれば、世界中のプレーヤーとゲームの実力を競うことが出来ます。
誰でも気軽に参加できる、といったことはeスポーツが大きく普及し始めている大きな理由となっています。
メリット2.ケガをする心配がない
一般的なスポーツであれば、ほとんどのスポーツはケガのリスクがあります。
しかし、eスポーツであればケガのリスクを心配する必要がない、ということもメリットといえるでしょう。
これは子供を持つ親にとっても、子供自身にとってもメリットになります。
確率は低いものの、スポーツをしているときのケガによって一生ハンデを背負う可能性もあります。
しかし、eスポーツであればそうした致命的なケガをするといったようなことは考えにくいです。
とはいえ、eスポーツをするにあたり指や手、腕などをケガする可能性はあります。
日常生活でもそうしたeスポーツを楽しむために重要な体の部分をケガしないように気を付ける必要はありますね。
メリット3.特別な競技場は必要ない
eスポーツをするために大きな競技場、会場は特に必要ありません。
(観客を大勢収容するのであれば、別ですが)
オンラインで参加するような大会であれば、ゲームソフトとゲーム機さえあれば自宅から参加が可能です。
どこでもプレイできるというのはeスポーツの大きなメリットといえるでしょう。
eスポーツを使った地方イベントが活性化しているのも、特別な競技場を用意する必要が無いことも影響しているといって良いでしょう。
沖縄県では、「アジアeスポーツツーリズム2020inOKINAWA」と呼ばれる沖縄開催のeスポーツイベントが開催されました。
京都府では、「京都eスポーツサミット」が開催されています。
富山県では「ToyamaGamersDay」(TGD)、大分県別府市では「BEPPU ONSEN LAN(別府温泉LAN)」、
群馬県では、県内初となる常設型eスポーツ施設「Gunma e Sports」が2021年1月にオープンしています。
eスポーツで町おこし、地域活性化の動きもどんどん加速しています。
コミュニケーションが活性化される
eスポーツによってコミュニケーションが活性化されることも、メリットです。
ゲームという共通項によって、距離感を縮めることがしやすくコミュニケーションが活性化されます。
ゲームを通して友人が増えたり、家族とも共通項としてコミュニケーションの一端にもなります。
あまり会話が無くて・・・といったご家庭でも、ゲームを通じて子供たちと会話が盛り上がる可能性は大です。
eスポーツは世界とオンラインを通じて世界とつながることもできます。
言語の壁があることはありますが、世界中のプレーヤーとコミュニケーションを取ることも可能です。
今はなかなか外に出て友達と遊ぶ、といったこともしにくい状況が続いています。
そうした友達ともゲームを通じてコミュニケーションを取っていくことが出来ます。
脳が活性化される
eスポーツ、ゲームに真剣に取り組むことによって脳が活性化することが分かっています。
高齢者の方にも脳が活性化するためゲームは有効、ということが言われているのですよね。
- 動体視力
- 判断力
- 創造性
- 言語能力
などゲームによって様々な能力の向上が期待されます。
eスポーツのデメリットとは
メリットに対してデメリットもあります。
eスポーツのデメリットについても押さえておきましょう。
デメリット1.競技タイトル(ゲーム)が変わる
eスポーツで扱われる競技タイトル(ゲーム)が変わる、ということはプレーヤーにとってデメリットでしょう。
それまで腕を磨いてきたゲームタイトル、eスポーツ大会のために練習を重ねてきたゲームが入れ替わることがあります。
そうなると、違うゲームをまた一から始める、といったことも。
フォートナイト、ストリートファイター、スマブラなど長年続いているゲームタイトルもありますが、短期間で入れ替わるものもあります。
愛用してきたキャラクターがゲームがアップデートしたら使えなくなっていた、といったこともリスクかもしれません。
野球、サッカー、バレーボールなど一般的なスポーツであればスキルや経験をずっと積み重ねていくことはできますが、eスポーツではリセットされることがある、というのはデメリットになるでしょう。
デメリット2.健康面への悪影響
eスポーツをすることで、視力の低下、運動不足による肥満、といった健康面への悪影響が考えられます。
熱中すると、なかなか休憩をこまめに取る、といったことも忘れてしまいがちです。
子供たちにとって、視力低下や肥満の原因になってしまうということは、大きなデメリットといって良いでしょう。
視力低下しない子もいないわけではありませんが、近い距離のゲーム画面を瞬きせずに見つめる時間が長くなるため、多くの子は視力低下につながるといえそうです。
また家庭でのゲームのさせ方によっては、ゲーム障害になる可能性も否定できません。
2019年にWHO(世界保健機関)は、ゲームによって日常生活に支障が出る「ゲーム障害」を精神疾患として位置付けています。
健康面、精神面への影響を考えて、家庭でもしっかりとルールを決めてゲームをさせていく必要がありますが、なかなか守ることが出来ない、といった難しさも実際にはあると言えます。
とはいえ、子供たちがeスポーツをプレーする際には時間を決めるなどのルールは必要でしょう。
昼夜逆転してしまうケースもあります。
ゲーム障害、ゲーム依存症にならないように守ってあげることも、大切なことです。
どんな目的でeスポーツをするのかによって、ルールを一緒に考えていくのが良いのではないでしょうか。
デメリット3.eスポーツはスポーツとして理解されにくい
eスポーツを「スポーツ」であると認識するには、違和感がある方は多いです。
株式会社エアトリが行ったeスポーツに関する調査によれば、ほとんどの年代でスポーツとすることに違和感があるという調査結果が出ています。
eスポーツのメリット・デメリット、良い点・悪い点 まとめ
eスポーツのメリット・デメリットについてご紹介をしました。
まだまだ始まったばかりのeスポーツですが、世界中で急激に人気が高まっています。
プロゲーマーを目指す子も増えており、将来なりたい職業で「eスポーツプレーヤー」がランキングされています。
記事中でご紹介したeスポーツのメリット・デメリットは以下です。
eスポーツのメリットとしては、
- 誰でも参加できる
- ケガをする心配がない
- 特別な競技場は必要ない
- コミュニケーションが活性化される
- 脳が活性化される
eスポーツのデメリットとしては、
- 競技タイトル(ゲーム)が変わる
- 健康面への悪影響
- eスポーツはスポーツとして理解されにくい
となります。
こうして比較をしてみると、eスポーツにはデメリットも確かにありますがメリットの方が大きいと言えるのではないでしょうか。
eスポーツ業界は急拡大しており、プロプレイヤー以外の業務を行う職種も需要が増えています。
小さい時から親しんでおくことで、子供たちの将来の仕事としても有望である、と見ることもできます。
将来性のある業界、といえるでしょう。
メリット・デメリットを理解した上で、子供たちがeスポーツに取り組みたい、と言ったときには前向きに応援ができると良いですね。
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