30代の貯蓄術

お金・貯蓄

30代の平均的な貯金額はいくら?子育て世代の貯蓄術

投稿日:2019年8月7日 更新日:

30代の貯金額、平均はいくら?

30代の平均的な貯金額はどれくらい?他の家庭はいくら貯金できてるの?

子供たちが成長するにつれて色々な出費も増えてきて家計も厳しくなってきます。

今月お金が足りなくて貯金を崩してしまった。
今年はボーナスを丸々貯金できた。

30代となるとライフスタイルも一人ひとりで大きく変わる年代です。
子供がいて食費も上がり、学費もかかり、塾など習い事があって毎月赤字・・・ボーナスでなんとか補填している、といったご家庭もあるかもしれません。

子育て世帯でも、しっかり節約して貯金額が多いご家庭もあります。

状況が一人ひとりで違いますからあくまで参考ですが、30代の平均的な貯金額について調査してみました。

平均的な貯金額から大きく少ない!貯金がほぼゼロ!という方は、支出や家計を見直すきっかけにもされてみてはと思います。

30代の平均給与について

30代で貯蓄額を増やすには

30代はライフスタイルも色々と変わってくることが多い年代です。
結婚・出産を経験される方も多いと思いますし、マイホームの購入もあるかもしれません。

お子さんがいる場合には特に変化が大きいといえるでしょう。

独身の方も将来を見据えて貯金を殖やそうかな・・・といった方も多いのではないでしょうか。

30代の平均的な貯蓄額を見る前に、30代の平均給与について確認してみましょう。

平成29年分 民間給与実態統計調査によると、

30歳~34歳の平均給与は407万円。
(男性461万円、女性315万円)

35歳~39歳の平均給与は442万円。
(男性517万円、女性313万円)

という調査結果が掲載されています。
平均すると30代の平均給与は約425万円となります。

参考:平成29年分 民間給与実態統計調査

30代の平均的な貯金額はいくら?

年代別の貯金、平均的な貯金額についての調査は色々な金融機関、調査機関が定期的に行っていますので参考にしてみましょう。

金融中央広報委員会の調査

金融中央広報委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査」(2018年)によりますと、

二人以上世帯で金融資産保有世帯では預貯金額は450万円
二人以上世帯で金融資産を保有していない世帯を含むでは預貯金額は367万円

となっています。

参考:家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成30年調査結果

SMBCコンシューマーファイナンスの調査

SMBCコンシューマーファイナンスの「30代・40代の金銭感覚についての意識調査 2019」では30歳~49歳の男女を対象に貯蓄額などを調査しています。

様々な調査結果の中から30代の貯蓄額についての項を見てみると、

30代の貯蓄出来ている金額は194万円となっています。
前年度調査も掲載されていますが、貯蓄額は減っています。

ちなみに40代の貯蓄額についても同時に掲載がありますが、こちらは前年よりも120万円も下がっています。

参考:30代・40代の金銭感覚についての意識調査 2019

続いて、全回答者(1,000 名)に、現時点で、どのくらいの貯蓄ができているか聞いたところ、「0 万円(貯蓄ができていない)」が 23.1%となったほか、「1 万円~50 万円以下」(24.6%)にも回答が集まり、100 万円以下までの合計は60.5%となりました。貯蓄額が 100 万円以下という人が多数派のようです。他方、「500 万円超~1 千万円以下」(8.0%)や「1 千万円超」(9.8%)との回答もそれぞれ 1 割程度みられ、貯蓄額の調整平均(※3)は 195 万円となりました。

30代、他の家庭はどのくらい貯金してる?

調査機関によって答える層は変わります。

調査に答える方の年収も変わりますし、借金(各種ローン)がどれくらいあるか、貯蓄に力を入れているかどうか、などですね。

業界・業種によって年収差もあります。

そのため貯蓄額なども変わってくるのですが、どちらかというとSMBCコンシューマーファイナンスの調査結果の方が近い、というご家庭は多いのではないかな、という気がします。

資産、貯蓄も無いというご家庭もあるでしょう。

年収や手取り額にもよりますが、子育てが始まるとお金を貯める余裕は無くなってくるご家庭が多いのではないでしょうか。

「貯蓄?むしろ今月、赤字なんだけど・・・」

といったこともあるかもしれません。
出費が続く事もありますので、なかなかお金を貯蓄に回せないご家庭も多いのではないでしょうか。

貯金を増やす方法で手堅いのは、

給料の何割かを決めて最初に貯金してしまう

方法です。

最初に決めたお金を貯金してしまい、残った給料で生活するというものです。
実践されているご家庭も多いのではないでしょうか。

今月、色々使って残った額を貯金しよう!
と思っても、実際なかなかお金って残らないですからね・・・。

「今月、残ったら貯金しよう」

と思って私も何度も失敗しました。

30代、年間手取り収入からの貯蓄割合

「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成30年調査結果」によると、年間手取り収入からの貯蓄割合は、

金融資産保有世帯では、

    5%未満   : 6.9%
    5~10%未満 : 17.1%
    10~15%未満 : 21.3%
    15~20%未満 : 6.0%
    20~25%未満 : 12.3%
    25~30%未満 : 2.1%
    30~35%未満 : 4.2%
    35%以上   : 5.1%
    貯蓄しなかった: 15.0%

という調査結果となっています。

最も多いのが手取りの10~15%を貯蓄するという世帯です。

税金など人により金額は変わってきますが、30代の平均年収となる年収420万円の手取り額は、

手取り額:約330万円
月の手取り額:約27.5万円

といった金額となります。

例えば、手取り27万円として1割を最初に貯金すると毎月2万7千円、年間では32万4千円が貯金として貯まっていきます。

手取り1割を貯金出来るご家庭の場合、ボーナスも1割、2割と貯金するでしょうから年間でさらに貯金額を増やすことが出来るのではないでしょうか。

30代 子育て世代の貯蓄術、どうやって貯金する?

30代、これからますます出費が増えていきます。

どうやってお金を残そうか・・・と考え出すとため息しか出ない・・・という方も多いかもしれません。

子供たちの食費も増えますし、学費もかかります。
さらには自分達の老後の備えなども不安になり始めます。

また30代は借入額も大きな年代なんですね。

様々なローンを支払っています。
人によっては、奨学金の返済もあるかもしれません。
(私も確か37歳くらいまで学金の返済がありましたが、思った以上に負担は大きかったです)

ひとまずこれからの心配事として、子供の教育費!というご家庭も多いと思います。

高校、大学あたりが高額な教育費になりますね。
そこまでいかにコツコツ貯蓄しておけるかが重要です。

コツコツ貯蓄する方法をいくつかご紹介いたします。

子供口座を作り、天引きで貯金する

子供名義、子供用の口座を作り、毎月決まった額を貯金していく方法です。

銀行で自分の給与口座から毎月○日に5千円を天引きして、子供たちそれぞれの口座に貯金、といった方法ができます。

生活費と完全に分けて考えることが出来るのは大きなメリットです。

また今後お金が足りないことがあったとしても、子供の口座からお金を下ろして使うのはちょっと・・・と心理的にブレーキが掛かるでしょうから、お金を残しやすくなります。

キャッシュカードをあえて作らず、引き出しに難くするのもおすすめです。

学資保険に加入する

「子どもの教育費を貯める目的で、生まれたらすぐに学資保険に加入した」

というご家庭も多いのでは、と思います。

我が家も子供たちそれぞれ、学資保険に加入しています。

子供たちが何歳の時に幾らのお金を受け取るか、しっかり考えることが重要になります。

高額な金額を設定してしまうと、毎月の生活が苦しくなるので注意が必要です。

児童手当を貯金する

中学校卒業まで振り込まれる児童手当。

原則として、毎年6月、10月、2月に、それぞれの前月分までの手当を支給される、という児童手当ですがこれを全額、こども口座に貯金する方法でもお金を貯めることが出来ます。

児童手当を残すことが出来ると、思った以上に貯金が出来ます。

つもり貯金

何かを買ったつもりになって貯金する「つもり貯金」も有効です。

あまりに何でもかんでも「つもり貯金」にすると、急に寂しくなる瞬間もありますので、たまには本当にお金を遣って映画を楽しんだり、家族で食事に行ったりはした方が良いかと思います。

つみたてNISA

お金が必要になる時期までに長い期間がある場合、つみたてNISAもおすすめの方法です。

つみたてNISA最大のメリットは、投資によって得られた売却益(譲渡益)や分配金の運用益が非課税になるという点です。

最大で20年間に渡って積立投資で得た利益に税金がかからないところがポイントです。

ただし投資商品ですから必ず利益が出るとは限らないことにも注意が必要です。

30代の平均的な貯金額はいくら?子育て世代の貯蓄、まとめ

子持ち家庭の貯蓄は、工夫が必要です。
やっぱりお金があればあるだけ出て行く傾向はありますよね。

意識しないと、本当お金が貯まりません。

あとは日々の節約も大切です。

保険の見直しも定期的にされた方が良いですし、格安携帯に変えるなどもオススメの方法です。

地方では買い物、病院などでマイカー必須ですが、できれば車は持たない方がお金は貯まりますね。
駐車場代、車検代、ガソリン代、故障や擦ったときのメンテ・修理代など、車は持っているだけでお金が飛んで出ていくものと言って良いでしょう。

貯蓄の基本は、やはり先に毎月決めた額を貯金に回してしまうこと。
残ったお金で生活することですね。

きたる出費に備えて、コツコツ目標に向かって頑張りましょう。

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